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【第17回】 「遅かった・・・、残念で仕方ない」

令和5年10月11日に「再生医療抗加齢学会」より


幹細胞培養上清液を使用した治療に関し、患者が死亡するという事象が発生したという情報に接しております。幹細胞培養上清液及びエクソソームの静脈投与につきましては、医療水準として未確立の療法であり、その有効性・安全性について、エビデンスに基づく十分な検討をお願いいたします。また、現時点では他家由来幹細胞培養上清液及びエクソソームに関して、医薬品医療機器等法の承認を取得した製品は存在しないことから、試薬等として流通しているものを医師が自らの責任において使用しているものと承知しておりますが、未承認の製品の使用に当たっては、関連法規を御理解の上、慎重にご検討いただくことをお願いいたします。
という内容のお知らせがありました。

当機構も類似した情報は得てはおりましたが残念としか言いようがありません。患者様、そのご家族様の方々にはつきましては、心よりご冥福をお祈りいたします。残念で仕方ありません。

この様なことにならないようにと、このブログを始めたのですが
やはり力及ばず事故は隠れているだけで「あたかも再生医療」では色々な形で起きています。

医療なので絶対に安全な治療はない
それは私もそう思っていますが、やはり今回のこの流れは「あたかも再生医療」治療では簡単に想定できた出来事で、なぜ、繰り返し繰り返しこの分野の自費治療は、この悲劇を回避できないのか・・
当機構の力の無さと、この業界の闇に憤りを感じずには入れません。

今回の発信により、「あたかも再生医療」の法的規制は一気に進むのは間違いない事だけは記して置きたいと思います。
「あたかも再生医療」を推進している方々にとっては当機構のような発信をするところは、敵でしかなく、これまで色々形で誹謗中傷を受けてきましたが、そんな暇があるなら治療の効果をいかに法律を欺き喧伝する勉強をするよりも、いかに、安全な治療を提供できる法律の改正に寄与できるか勉強していただきたい。

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