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共産国からの解放の痛々しさ

ルーマニア チェコ カタール コスタリカ ニュージーランド
5カ国の契約を締結させるため それらの国を訪問 一番大きなショックは
ルーマニアだったかな?
チャウシェスク政権 崩壊から1年余りでの訪問。まず 不安はロンドンから乗ったルーマニア国営航空の飛行機 リクライニングができない というか 背もたれにもたれると 後ろに倒れてします。離陸前フライトアテンダントから 倒すなって 怒鳴られるしかし、もたれると倒れる、結局前に蹲るように座るしかなかった。そして 禁煙席(当時まだ機内は禁煙と喫煙の分割がある時代 我々は禁煙席でありながら 煙がもうもうと。気がつくと 前にいるフライトアテンダントが 吸ってる。全く意味ののない禁煙席
なんとか我慢して ルーマニアの首都 ブカレスト国際空港に到着 タラップで 降りると 下にはマシンガンを持った兵士並んで立っており、物々しい風景だなんとも不気味。

そして パスポートコントロールへ行く前に 空港でビザを申請して お金を払って ビザをもらい。今度は税関
俺は以前から 共産国は賄賂で全てって聞いていたので 着てるジャケットの胸ポケットには マールボロのタバコ(俺は吸わないが)入れておく、案の定 税関職員が タバコくれ 1本渡すとそれを耳に挟み もう一本
まず それでそこを通過すると 今度は親玉のような人間が同じことを言い出し 我々は荷物を出すことが先決 そして その親玉にタバコを数本手渡し 俺の指の間に挟んでおいた 一ドル紙幣をスッと彼の手の中に入れた。すると 仏頂面の男がスッと笑い 行けって。(この手法は、昔から
聞いていたので この時 初めて実践 成功。) しかし 賄賂の力は恐ろしい

毎回 俺たちは 一人 2カートンのマールボロを持ち込み 配りまくった。おかげで 割とすんなり (ルーマニア と チェコでは)
ブカレストのホテルは値段は高額 部屋は最悪 そんな中 危険を伴うので ブカレストで一番のインターコンチネンタルに宿泊。しかし、これがまたひどい エレベーターは来ない 遅い 部屋は暗い ベッドはマットが完全にイカれてる。また 部屋のタオルは黄色く薄汚れたタオル これでこの値段 
しかし、文句は言えない。これしかないんだから。この時2度とこの国には来ないだろうなって思ったが 大きく外れて それ以降 20数回 ルーマニアを訪問 今ではルーマニアの大ファン

ルーマニアは共産国から 資本主義へ移行の最初 何もかも まだ社会主義
陸連は 俺たちを接待という名目で レストランへ招待してくれた、美味しい食事をご馳走になり(実は 俺以外誰も口に合わなかったようで 皆 不平不満だらけ)そして ここで一つの大きな問題が起こった
レストランは、普通のレストランだが 夜8時になると 多くの家族が帰り始める。俺たちはまだまだだ飲みながら 話してると 830レストランのライトが全て消えて 停電状態に しかし、誰も騒がない そして 3分のちに電気がつくと 今まで 俺たちの担当だった ウエイトレスが 真っ裸 何も身につけず、真っ裸 これにはまいった 何が起こるんかと思うと 店のあらゆるところで ストリップの踊りが。
これには流石の俺も 閉口した(何せその手の遊びが昔から嫌いだったこともあり)一気に、酔いもさめ 店を後にすることにした。ルーマニアの人々は 今までの日本人皆喜んだって。
なんだか、聞いて 悲しくなった。ルーマニアの女性の裸見て 何が楽しいんだ。俺は仕事にきてるんだよ。俺には 妻もいる。そんな余計な女性なんていらない。

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