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その日暮らしのフリーター、絶望と希望のサッカー電車旅へ【ShortLetter】

2021年の夏が完全に終わりました。

照りつける日差し、セミたちの爆音上映、殺気立つアスファルトの熱気。

こんな夏が終わりました。今はオレンジ色の金木犀の香りが漂い、夜は鈴虫が鳴き始めております。心なしか、ダース・ベイダーみたいなサンバイザーをかぶったおばちゃんも減少した気がしています。

まだ暑くはありますが、こんな季節にある一つの後悔をしております。昨年、今年の夏もアレを使ってないんです。アレを。

アイキャッチに堂々と謳っておいてなんなんですが、それは青春18きっぷです。丸一日を移動に費やせば日本のはるか彼方まで普通列車で行ける、魔法のチケットです。

JR全線の普通列車の普通車自由席が5回(人)乗り放題。JRの普通列車の普通車自由席及びBRT(バス高速輸送システム)ならびにJR西日本宮島フェリーが、全線にわたって乗車または乗船できます。
JR東海HPより引用

もはや夏休みなどの長期休暇で、遠距離移動するには当たり前の手段となった青春18きっぷ。僕もヘビーユーザーならぬ青春18きっぷジャンキーとしてお世話になっています。新潟ビッグスワンスタジアムや大分のドームみたいなスタジアムもこれで行きました。

ここではない、どこかへ

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