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19/20シーズン サウサンプトン DF編

前回と少し間が空いてしまいましたが今回はDF編です。
DF陣の質には定評のあったセインツ。主力選手が去り最近はクリーンシートランキングも低迷気味でしたが今季はここまで2/5と順調。
それでは行ってみましょう!

DF

#2  Cédric Soares  

age 28
nationality Portugal
リバプールに移籍したクラインの後釜として15/16シーズンに加入し、セインツでここまで106試合に出場しているポルトガル代表RSB。
激しい上下動を厭わない献身的な守備と繋ぎの技術を武器に不動のレギュラーとしてセインツを支えてきたセドリック。しかし4バックシステム時にプレミアの屈強な敵FW陣から狙われることが多く空中戦での弱さを露呈。
ハーゼンヒュットル就任後はユース上がりのヴァレリーの台頭により出番をなくし、インテルへの半年間のレンタルを経験。復帰した今シーズンは両SB・WBをこなせることから再び序列をあげてきている。
ヴァレリーの良きライバルとして今シーズンも戦って欲しい。

#3  吉田麻也

age 31
nationalityJapan
チーム最古参であるセインツ8年目を迎えたマヤヨシダ。彼が加入したのはセインツがプレミア昇格を果たした年。ファン・ダイク、アルデルヴァイレルト、フォンテなど錚々たるCBとのポジション争いを経てついにセインツでの評価を確立した麻也。
日本代表でも不動のCBを務めると同様に、セインツでもDFリーダーとして3バック中央のポジションでDFラインを統率。初期に見られたポカもなくなり、贔屓目なしに今一番いなくなられると困る選手。
読みを生かしたインターセプトが強みでCK時の空中戦にも強い。
チームメイトのロメウと実はデキていると勘違いされるくらい仲良し()

#4  Jannik Vestergaard

age27
nationalityDanish
昨夏ボルシアMGから加入したデンマーク代表CB。特徴は何と言ってもデカさ(199cm)。デカすぎる。僕も来日した時に実際に見たことがあるが同じ人間かと疑うくらいデカイ。試合後には彼のユニフォームを着た日本人サポーターにユニフォームを渡していたのがすごく印象に残っている選手。
ブンデスリーガでの傑出したパフォーマンスを知っていたので加入発表の時には踊った。割とマジで。主に3バックの左CBとしての起用が多く、強みは空中戦での圧倒的な存在感と足元の上手さ。一方で大きさゆえのスピードの無さと、それをカバーしようとするあまり相手FWとの競合いでロングボールの処理を誤ることがある。
今季ここまでリーグ戦全試合先発と監督の信頼はDF陣でもNo.1。
セインツの壁として今シーズンも頑張ってほしい。

おまけ
彼の写真で一番好きな写真

中央に映るヴェスターゴーアがデカすぎて海賊団感が異常に出ている一枚。

#5  Jack Stephens

age24
nationalityEngland
17歳でセインツのアカデミーに加入したスティーブンス。16/17シーズンにトップチームでデビューして以来ここまで64試合に出場も今季は1試合のみの出場となっており序列的には第4CBとなっている。
好不調の波が激しくビッグ6相手にクリーンシートのパフォーマンスをするときもある。しかしマークを外すことも多く、他のCBに比べての武器が欲しいところ。意外とドリブルが上手くスルスルと相手を抜くこともあるなど、足元は割と上手い方だと思うので、1試合だけ見た記憶があるが意外と一列あげてアンカーとかで使えば花開く可能性も。
貴重なアカデミー育ちなので頑張って欲しい。

#21  Ryan Bertrand

age30
nationalityEngland
チェルシーで多くの若手選手同様レンタル生活を送っていたバートランドは、セインツで大ブレイクを果たした18歳ルーク・ショウのユナイテッド移籍に伴い加入。以来大きく成長し、イングランド代表にも選出され、セインツでもここまで通算177試合に出場。
レドモンドと見分けがつきにくい。というよりつかない。
守備性能は決して良いとは言えないものの、ダイナミックな攻め上がりが1番の持ち味で、そこから左足で繰り出されるクロスはセインツの大きな武器である。
FKの左キッカーも務めるなど、セインツ不動のLSBではあるが、怪我がちで年齢も考えるとそろそろバックアップを確保したいところ。

怪我に気をつけて頑張ってほしい。

#35  Jan Bednarek

age23
nationalityPoland
おそらく今セインツで最もビッグクラブに近い男。
U21ポーランド代表として17年に加入後、昨年のW杯にもA代表として出場。セインツにおいてはマーク・ヒューズ政権下では今ほど出番を得られなかったが、ハーゼンヒュットル就任に伴いレギュラーを奪取。
5バック・4バック問わず右のCBとしてプレーし、RWB・RBのヴァレリーが上がったスペースを完璧にカバーするなど現在のセインツに欠かせない役割を果たす。
楔のパスに向上の余地があるものの、1対1・カバーリング・落ち着き・視野の広さ・コーチングなどCBに必要な能力を高い水準で兼ね備える。
加えて闘志あふれるプレーで体を投げ出してゴールを守り、ゴールライン際で跳ね返すことも。

セインツで今シーズン大きな飛躍を遂げ世界で注目される選手になってほしい。

#43  Yan Valery

age 20
nationality French
ハーゼンヒュットル政権下でのワンダーボーイ。
ポルトガル代表のRSBであるセドリックを押しのけ、昨季彗星の如く現れたヴァレリー。レンヌの下部組織から16歳の時にセインツのユースに加入して以来ユースで育ち、18年12月にユナイテッド戦でプレミアデビューを果たす。
最初の頃は正直なぜハーゼンヒュットルがヴァレリーを起用するのか全く理解できないほど目も当てられない状況だったが、着実にパフォーマンスを上げ、緩急とそのトップスピードを武器にRWBとして現在のシステムで欠かせない幅取りの役割を担い、中のプラウズに自由を与える。
今年4月のユナイテッド戦ではデ・ヘアをぶち抜く、キャリア初ゴールにしてこれからの彼の人生で最高になるであろうゴールを記録。

現ユナイテッドのワン・ビサカが昨季パレスで見せたような活躍を、今季彼もしてくれればと思う。

レンタル組

#38  Kevin Danso

age21
nationalityAustria
今季、アウクスブルクからシーズンレンタルで加入した左利きのCB。
MKドンズでもプレーしていたことから英語に問題はなく、さらにハーゼンヒュットルとは同郷であり、言語の面で全く問題はない。
アウクスブルクでは昨シーズン82.5%のパス成功率を誇り、ボールプレーに強みがある。ファン・ダイクが抜けて以来、ロングパスを通せるCBがいないセインツには待ちに待ったピースになりそう。
今季はここまでバートランドが怪我で不在だったこともありLSBでの起用が多いが、そこでもクオリティーを発揮しており、チームに厚みをもたらしてくれている。

今季はレンタルだが、来シーズンもセインツで見られることを期待したい。

おわりに

今回はDF編でした。他のポジションに比べ、層の厚いセインツのDF陣の中には知っている選手も多かったと思います。
次回はMF編!!次回もよろしくお願いします!!!

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