見切り発車しよう!(漫画演出奥義の書『カタルシスプラン』外伝127)
作品にパーフェクトはない。
時には一瞬そう思えたとしても尚、次の瞬間、完璧はもっと大きな存在となっているもんだ。
だからどんな作品も十分な準備なんかしなくていいのです。
しすぎると荷物が増え過ぎて身動きがとれなくなるのです。いつだって描き始めは見切り発車でいいんです!そしてキャラクターが勝手に走りだせば、もう大丈夫です!
キャラクターが思った通りにしか動いてくれない漫画は読者にとっても予測可能なんです。予測できることはつまらないと感じるもんです。だからしっかり作り込んだキャラクターが想像の範囲を越えた時が物語は面白いのです。必ずそうである必要はありませんが、娯楽作品がくさるほどある現代で求められるのは先が読めない作品なんですよ。
キャラクターを走らせましょう!
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