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自論で説明する#UXデザイナー

自己紹介で「職業の説明」に困ることが多いので、ひとつずつ言語化してみようと思います。
#何個かあるんだよね

職業名:UXデザイナー

ユーザーの体験価値をデザインする人です。
#この言葉でわかる人は同業者だけ

ざっくり説明すると、製品やサービスを使う人、購入する人が使ってよかったとポジティブな感想をもてる「体験」全てを設計していく感じです。
#ピンと来ないので例えてみよう

新婚夫婦の新築購入

新婚夫婦が家を購入しようとしています。
もしこの夫婦の体験を重視せず、1度きりの商売と考えるのなら、予算内の建売の家を販売して終了です。#ビジネスライク

だけど、もしこの新婚夫婦の人生の変化においても、「買ってよかったな、幸せだな」と愛着を持って欲しい、商売としても長く付き合いたいと思ったらどうなるでしょう?
#そうUXデザインの出番です

新婚夫婦のことを知ろうとする

まずは、夫婦がどんな人柄なのか、どんな家庭を築いていきたいか、子供は何人でペットは飼う予定か。週末はどんな過ごし方をしたいかなどなど。彼らの価値観や想い知ろうとお話しを聞くと思います。

想いを見える化してイメージを合わせる

打ち合わせを終え、予算と希望する立地や間取りの優先順位を決め土地と建物にかける予算を算出できました。

UXな担当者は、予算内で最高の家を提案しようと思います。それは、もしかしたら中古の家かもしれないし、子供の成長に応じたリノベーションまでを考慮した注文住宅かもしれません。

問題は、夫婦が購入して、住んでよかったと思ってもらうことです。まだ家が立つ前に提案するわけですから、家の外観、内観、その家での特徴的な生活シーンなんかを絵や、ストーリーで見える化しイメージをすり合わせる必要があります。
#カタカナ用語の道具が沢山あります

想いを共有して最高の家を建てる

無事に新婚夫婦からOKがでたら、いよいよ建築です。家を建てるには鳶、大工、電気屋、水道など沢山の職人さんとの混成チームで進めなければなりません。

ですが、良い職人さんはプライドがあります。
もしかしたら、最高の家のイメージは異なるかもしれません。
ですが、職人さん達が好きに作ってしまっては、夫婦が求める理想の家は作れません。
なので、夫婦の人柄や将来の夢、最高のシーンを現場に共有していく必要があります。

新婚夫婦が最高の家と思う

無事に家が完成し、引き渡しました。歳月が過ぎ新婚夫婦に子供が生まれて、ふとしたときに評価の時が訪れます。「あぁ、やっぱりこの家を買ってよかったな。」
そう思ってもらえたらユーザーの体験価値が作られたと言えるのだと思います。
#ハードル高いよね

UXデザイナーとは

新婚夫婦の想いと現場、建築物を繋げて最高の体験である価値を作りあげるのがUXデザイナーだと思っています。

そのためにUXデザイナーは
建築物に対する知識
職人さんとの円滑なコミュニケーション
新婚夫婦への深い共感
価値を見える化する能力
自分の領域に閉じないリーダーシップ
などが必要になります。
#正直すべてを備えている人は少ないとは思うのですが
それでも、「コミュニケーション能力」、「共感力」、「リーダーシップ」の3つはUXデザイナーなら持っているものだと考えています。そして、僕の知るUXデザイナー、そう名乗ってなくてもUXな人は、大概物腰柔らかだったり、寛容な雰囲気を持っている人が多いなと思います。
#この3つがある人はいっそUXデザイナーなんじゃないかと思ってたりする

一筆書きなので説明に粗がありそうだけど、この説明を軸に少しづつアップデートしていこうと思います。
#思ったら自己紹介で話せるボリュームじゃない

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