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【Tableau】空間データのデータ形式、データソース、空間関数の解説

Tableau上でマップでのデータ表現ができる空間データのデータ形式やデータソースの種類や接続、空間関数をまとめました。


データ形式

Tableau上で扱う空間データには3種類の形式があり、
Spatial Polygon:範囲データ
Point
:地図上のある地点データ
Line String:ポイント同士を繋げた線のデータ
の3種類があります。またこの3つをまとめてジオメトリと公式Helpで表記されているようです。

Spatial Polygon
Point
Line Strings

データソース

地理的役割

下の画像のように都道府県名や市区町村名の文字列データから地理的な位置をTableauが反映してくれるので、データ形式としてはSpatial Polygonとして色分けマップを作製することも、Pointとして円や形状で表現することもできます。

pointとして都道府県の地理的役割を使用した場合

緯度、経度

ある地点の緯度経度のデータを数値形式で持っている場合、画像のように数値形式で入っているフィールドに対して地理的役割で緯度経度を選択できます。緯度経度の数値は後程紹介するMakepoint関数でPointを作成できたり、シートの行列に配置してマークに地点の詳細単位を追加することでも地図上での地点のポイント表示ができます。

行列に緯度経度をいれた状態(詳細単位に駅名)

空間ファイル

シェープファイル形式(.shp)やジオジェイソン形式(.geojson)などの空間ファイルをデータソースとしてTableauに接続することができます。オープンデータなどで位置情報を扱うときはこのような形式でダウンロードできるようになっていることが多いらしい…。

空間関数

Spatial Polygon関連の関数

  • Area(spatial polygon, "単位"): Polygonの総面積を返す関数、単位にはkmやmを入れる

Point関連の関数

  • Buffer(point, 半径数値, "単位"): Pointから半径数値で設定した距離内のエリアをPolygonとして返す関数

  • Distance(point1, point2, "単位"): point1とpoint2の距離を数値で返す関数

  • Makepoint(lat緯度, lon経度): 緯度経度の数値データからpointを作成する関数

Line String関連の関数

  • Buffer(Line String, 半径数値, "単位"): Lineから半径数値で設定した距離内にあるすべての点を含むエリアをPolygonとして返す関数

  • Makeline(point1, point2): 2つのポイントをつなぐ線のマークを作成する関数

  • Length(Line String, "単位"): Lineの長さを指定した単位の数値で返す関数

  • Outline(spatial polygon): polygonをlineに変換する関数、塗りつぶしではなくエリアの枠線として表現できる

空間データについての解説は以上となります。お読みいただきありがとうございました!

ブログ内で紹介しているVizはこちらになります。ダウンロードしてデータソースや関数の設定を見てみてください。

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