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2024オフシーズンFA&トレードあれこれ(Eastern)

今月初めからFA交渉が解禁されたため、
主要なFA選手の契約やトレードが
だいたいまとまりました。
各チームの戦力がどうなったのか
昨季のPlayoffs圏内のチームを
見ていきたいと思います。

まずはEastern Conferenceから。

Boston Celtics(昨季東1位)

<IN>
Luke Kornet(再契約)
ベテランズ・ミニマム1年契約
Xavier Tillman(再契約)2年契約
<予想スタメン>
Holiday, White, Brown, Tatum, Porzingis
<主要控え>
Horford, Pritchard, Hauser, Kornet, Tillman

今季の優勝メンバーが、
控えも含めてほぼ残るため
来期も優勝候補筆頭。

PorzingisとHorfordのどちらかが
フロアに立てるのであれば、
順当に60勝ラインは行く可能性大。

New York Knicks(昨季東2位)

<IN>
Mikal Bridges(←Nets)トレード
Keita Bates-Diop(←Nets)トレード
OG Anunoby(再契約)5年2億1250万ドル
<OUT>
Isaiah Hartenstein(→Thunder)
Bojan Bogdanovic(→Nets)トレード
Shake Milton(→Nets)トレード
Alec Burks(→Heat)
<予想スタメン>
Brunson, Bridges, OG , Rundle, Robinson
<主要控え>
Hart, DiVincenzo, McBride, Bates-Diop, Sims

ある意味、
オフの主役(大博打)に出たKnicks。
問題はOGとの再契約により、
予算がなくなってしまったため
Hartensteinがいなくなったインサイド。

昨季途中から加入したAchiuwa(FA)と
再契約するか、トレードなども模索するか。

いずれにせよシーズン中に、
スモールラインナップも試しながら、
トレードデッドラインまでに
判断する方向かなと。

最低でもConf.Final進出。期待値は高い。

Milwaukee Bucks(昨季東3位)

<IN>
Delon Wright(←Heat)
Taurean Prince(←Lakers)
<OUT>
Malik Beasley(→Pistons)
<予想スタメン>
Lillard, Middleton, Antetokounmpo, Portis, Lopez
<主要控え>
Connaughton, Wright, Prince,

昨季プレイオフでは、
ヤニス(Antetokounmpo)不在だったので、
いる場合は別チームに。

オフェンス主体のBeasleyから
ディフェンスのいいWright, Princeに変更。

Lillard, Middleton,Lopezと
スタメン の高齢化による
コンディション維持が課題。

いずれにせよ、ヤニス次第。
評価を落とし続けているDoc Riversは
これで優勝できなければ
今後のHC職は難しいかも。

Cleveland Cavaliers(昨季東4位)

<予想スタメン>
Garland, Mitchell, Strus, Mobley, Allen
<主要控え>
LeVert, Okoro, Wade, Niang,

ロスターの変更はほぼなし。
唯一はHCがKenny Atkinsonに
変わったぐらい。

ただGarland&Mitchellのデュオでの
上積みをこれ以上望めるのかは懐疑的。
Mobleyの成長にもよるが、
どこかのタイミングで
Garlandのトレードによる再編があるかも。

Orland Magic(昨季東5位)

<IN>
Kentavious Caldwell-Pope(←Nuggets)
3年6,600万ドル
Moritz Wagner(再契約)2年2,200万ドル
Gary Harris(再契約)2年1,400万ドル
Goga Bitadze(再契約)3年2,500万ドル
<OUT>
Joe Ingles(→Wolves)
<予想スタメン>
Suggs, KCP, F Wagner, Banchero,  Carter Jr.
<主要控え>
Isaac, Anthony, M Wagner, Harris, Bitadze

昨季のライジング・チームの1つ。
現有戦力をほぼ変えずに、
KCPを加えてパワーアップ。

若手主体のロスターなので、
さらなる成長(上位進出)も期待できる。

オールスター選手になった
Bancheroのサラリーが低い間に
優勝を狙いたい。

Indiana Pacers(昨季東6位)

<IN>
Pascal Siakam(再契約)
4年1億8,950万ドル
Obi Toppin(再契約)4年6,000万ドル
James Wiseman(←Pistons)
2年ミニマム契約
<OUT>
Jalen Smith(→Bulls)
<予想スタメン>
Haliburton, Nembhard, Nesmith, Siakam, Turner
<主要控え>
Toppin, McConnell, Mathurin, Jackson, Sheppard, Wiseman

こちらも昨季のライジングチーム。
予定通り、昨季トレードで獲得した
Siakam、Toppinとの再契約。

流出はローテーションからほぼ外れていた
Smithのみなので、
昨季からの上積みを期待できる。

Haliburtonに怪我がなければ、50勝は固い。
ハイパーオフェンスチームが
どこまで通用するか。

Philadelphia 76ers(昨季東7位)

<IN>
Paul George(←Clippers)
4年2億1,200万ドル
Andre Drummond(←Bulls)
2年1,000万ドル
Eric Gordon(←Suns)
単年ベテランズ・ミニマム
Kelly Oubre Jr.(再契約)2年1,630万ドル
Tyrese Maxey(再契約)4年2億400万ドル
Caleb Martin(←Heat)4年3,200万ドル
<OUT>
Tobias Harris(→Pistons)
Nicolas Batum(→Clippers)
De'Anthony Melton(→Warriors)
Buddy Hield(→Warriors)
Mo Bamba(→Clippers)
<予想スタメン>
Maxey, Oubre Jr., George, Martin, Embiid
<主要控え>
Drummond, Gordon

このオフの主役。
Paul Georgeを獲得して、
Embiid,MaxeyとのオールスターBIG3形成。

昨年Harden、今年Harrisを放出して
キャップスペースを空けた成果が実る。

Embiidの怪我がなければ、
本来この順位にはいないので、
Embiidのコンディション維持が課題。

フォワード、センター共に
アップグレードしているので、
あとは格安で優勝を望むベテランを
FAから取得したい(特にガード)。

球団社長のDaryl Moreyは積極的に動くので、
シーズン中にトレードなど動きもあるかも。

Celtics以下は
Knicks,76ers,Bucks,Pacersの4チームで
対抗馬争いが行われそうな気配。

Miami Heat(昨季東8位)

<IN>
Kevin Love(再契約)2年800万ドル
Thomas Bryant(再契約)
1年300万ドル程度
Alec Burks(←Knicks)1年300万ドル程度
Haywood Highsmith(再契約)
2年1,100万ドル
<OUT>
Caleb Martin(→76ers)
Delon Wright(→Heat)
<予想スタメン>
Rozier, Herro, Butler, Jovic, Adebayo
<主要控え>
Jaquez Jr., Robinson, Highsmith, Love, Burks, Bryant

戦力の上積みはなく、
むしろMartinの移籍により現状維持も難しい。

Easternの下位チームに
上積みを期待できるチームもいないので、
昨季と同じような順位になりそう。

エースButlerの延長契約がこじれているので、
今後Butler放出も考えられる。

名将Erik Spoelstraの采配で大崩れはしないが、
大きくジャンプアップも難しそう。

Chicago Bulls(昨季東9位)

<IN>
Josh Giddey(←Thunder)トレード
Patrick Williams(再契約)5年9,000万ドル
Jalen Smith(←Pacers)3年2,700万ドル
Chris Duarte(←Kings)トレード
<OUT>
Alex Caruso(→Thunder)トレード
DeMar DeRozan(→Kings)
サイン&トレード
<予想スタメン>
Giddey, White,  Lavine, Williams,  Vucevic
<主要控え>
Dosunmu, Ball, Smith, Duarte, Carter

エースのDeRozan放出により、
チームは解体&再建の方向へ。

LaVine,Ballも怪我がちなため、
Playoffs圏内にとどまることは難しい。

チームにエナジーを与える
Carusoも放出してしまい、
代わりがPlayoffsで評価を落としたGiddey。

シーズン中に負けが込み始めたら
LavineやVucevicの放出により、
有望なドラフト指名権など取って、
再建していきたい。

Atlanta Hawks(昨季東10位)

<IN>
Larry Nance Jr.(←Pericans)
EJ Liddell(←Pericans)
Dyson Daniels(←Pericans)
<OUT>
AJ Griffin(→Rockets)トレード
Dejounte Murray(→Pericans)トレード
<予想スタメン>
Young, Bogdanovic, Hunter, Johnson, Capela
<主要控え>
Nance Jr., Okongwu, Risacher, Daniels

Young&Murrayのデュオの解体。
控えに厚みは増したが、
昨季Easternで下から2番目の
ディフェンス面に課題は多い。

Youngがオールスター選出、
ドラフト1位のRisacherが
ポテンシャルを発揮しなければ、
Playoffsも怪しい。

Bullsよりはマシだが、
ディフェンスに定評ある
HCのQuin Snyderも負けが込み始めると
解任の恐れがある。

おわりに

Bostonの優位は揺るがず、
また下位チームにも明るい材料がないため、
Bulls以外は昨年と同じチームで
Playoffs圏内を争っていくと思います。



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