ウィンドベンド

画像1

ウインドベンド(Wind Bend)、風が曲がる現象です。

局地的な風向は、地形の影響を常に受けます。 通常、岬の周りや谷の曲がり方に沿って風は曲ります。 北半球では、たくさんの樹木やビルを超えてくる風は、海上の風向よりもさらに左にシフトします。  南半球では、右にシフトする可能性があります。 それゆえ、オフショア(陸から海に吹く風)のセーリングの場合、陸に向かっていくとベンドを期待できるでしょう。しかし、オンショア(海から陸へ吹く風)の場合、ベンドでセーリングすることはないでしょう。 ベンドは陸を越えることで発生します。

上図では、岬の周りで大きいベンドが発生しています。 オレンジ艇がベンドの内側に向かってセーリングし、真ん中の展開の紫艇よりも3艇身走る距離が短くなっています。 ピンク艇は、まったく反対の間違った方向に行ってしまい、さらに3艇身離されています。

ウィンドベンドでの戦略は、ベンドの内側に迎え! です。 言い換えると、ヘダーの中で走れです。

時間経過とともに風向が変わっていく持続的シフトやコース上の位置によって風向が変わるベンドの中では、それぞれの特徴を確認する方法は異なりますが、上りレグでは、まずヘッダーを走るという戦略は同じです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?