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超久し振りにイケメン描いてみた。ええじゃないか。

人生から抹消していたオタク活動を再開。今度はイケメン描いてみた。

私のオタク心の芽生えは覚えている限りでは、小学生の頃だったかと思う。
縄文人ならとうに死んでる歳なので、もちろん「昭和」の話である。

よく連れて行ってもらっていた両親の友人の家には週刊マーガレットを愛読している年上のお姉さんがいて、喜んで読んでいたのが連載中の「ベルサイユのばら」だった。

男装の麗人・オスカル様に一目惚した低学年児童(私)は父親にねだって単行本を揃え、これまた当時高価だったトレーシングペーパーを開いた「ベルサイユのばら」の「オスカル様のツボシーン」の上に乗せ、麗しきオスカル様をひたすら鉛筆で写して、一人、うっとりと楽しんでいた。

今も、
「夜、布団を頭までかぶり腹ばいになって開いた漫画本の上にトレペを乗せてオスカル様を鉛筆で写している自分」をありありと覚えている。
コマが小さくて写しにくいなと思った記憶もある。

当時の私は多分、日がな一日そんなことばかりしたのではと思う。
それを見咎めた(本気で心配した)「正しい婦人」代表のような母に活動停止を宣告され、それならばと本を布団に持ち込み、親に隠れて寝ずにオタク活動に邁進していたのでは…(布団inでオスカル様をトレスしたこと以外は何も覚えていない)と思われる。

オタク心はその後、母と言う暴風雨にも負けずに燃え続け、義務教育期間中も消えることなく持続。
最も燃えさかっていたのは中学生の時で、高校も「美術部で(まじめな)絵を描く人」と言う皮を被りつつ世間の風と母から火を守っていた。

今は子供よりむしろ親が熱心にポケモンをプレイする時代なので、「なぜ?」と思われそうだが、オタクに対する世間の空気感はそんな感じだった。

そして高校を卒業したその後の私は昭和の終わりを待たず、その火を自ら吹き消した。

スマホどころか携帯電話もなく、
「固定電話を持たない一人暮らし」は普通。
むしろ当時、固定電話をアパートに「引く」ことは「金のある奴」だけ。

インターネットはないけれど、
私の「昭和」には、誰からも干渉されない空間があった。


よかったなあ。


ああ、若いころの自分が描いた当時のいろいろ、みーんな取っておけばよかった。
オリジナル、二次創作の絵や、
友人との交換イラストや交換漫画、
アニメージュの切り抜きとか、
メーテルが映った付録のちっちゃなフィルムのカットとか、


……なにひとつ残っていない。
全部捨ててしまった。


さて、話を変えて。
貧乏人のくせにiPadを持ってるのだが✨必要に迫られ、先だってProcreate(プロクリエイト)なるものを購入した。

Appleストアで¥2,000-。財布に優しいProcreate、ありがとう。

仕事で使わざるを得ないかったため、バージョンアップしないままPhotoshopCS6(パッケージ)を持っているのだが、
「もう面倒見たくないしインストールしちゃダメ」とAdobeに言われて
PCがサヨナラしたらCS6Photoshopも同時にサヨナラになることが決定。
その機能の1/50程度かそれ以下しか使えてなかったけど、
今までどうもありがとう。

…とか言うとマジで終わっちゃうことがあるので…、うそうそ。いつまでも一緒にいてね。


ともかく、故あって今はプロクリエイトに慣れなければいかん、勉強じゃ。
…いや、勉強は嫌いなのだ、間違いなく嫌になるのだ。
よし、遊びじゃ、遊び。なんでも楽しまんと、残りの人生がもったいないぞ。

イケメンを描くのじゃ。


私よりずっと上手なAIをポチポチして出力した「photoリアルまたはCGイケメンホルダ」から画像をピックアップ。
(モデルが無いと描けないため)好みのイケメンを横に置き、スケッチを描いてみた。

generation by Stable Diffusion(デモより)2022/11/1

えーと、Procreate。何をどうするの?
わからんからそのまま行くか…
クレパスらしきもので描いてみた。
おお、まるで紙に手で描いてるみたいだぞ。

👆超長い動画

レイヤーの切り替え方がわからず紙は重ねず1枚で。まあ昔はリアル紙だったからそれと同じだね。紙が安いと色付けたら紙べろべろとかハゲチャッタとかあったよね。

いやあ、超久しぶり。

描いたものは簡単に動画にできるし、公開も簡単だし、面白いね。


このイケメンはとある小説のとあるキャラがモデルで、見て書いた画像は彼をイメージして Stable Diffusionデモで生成した(現在のvar.は2.1)。
秘めた創作(ファンアート)は自由でも、作者が公開を許可または公式に発表していないため、誰とは言えない。言いたいけど。
ちなみにとある小説、映画化の話も進んでいるらしいのでその前に描かなくては。
だってほらイメージが。違うと。アレだから。


「とある小説のとあるキャラを描く」のは…

30年以上…ぶり…?



雰囲気で押すだけの絵で中身がなく、相変わらずダメだなあと思った。
解剖学を学ばねば。

でも、楽しかった。だからまあ、
ええじゃないか。


オタク心を、取り戻せ。

少しずつ。


現在のオタク心ゲージ : 2% / 100


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