突然ですが、私は桜が嫌いです。

さくらんぼは好きです。
甘くて美味しいから。

桜は嫌いです。

理由があります。

チヤホヤされているからです。

もしも私が何かしらの植物
(たぶん雑草、ブタクサみたいな)
だったなら、桜に嫉妬しています。

桜は日本人にとって欠かせない
植物の一つです。

ニュースでは桜がどれくらい
咲いているのかをわざわざ
報道してくれます。

日本人には、桜の木の下で、
レジャーシートを敷いて、
団子を食べる習慣があります。

これを花見と言います。

綺麗な花びらが散る様子は、
吹雪に例えられます。

桜は美しい花です。

私にもその美しさはわかります。

ただ、気に食わない。

なんでそんなにチヤホヤされるんだ、
と思うわけです。

季節を知らせる花は、
桜だけではありません。

特に春は。

桜が咲いている。
人々は桜を見る。

その傍らで、小さな花が、
春を告げる。
それも何種類も。

私は、その小さな、
名もなき花を、花見のスペース確保のために
踏みつけるような男にはなりたくないのです。

ギャ○ンかな。

桜は確かに美しい。
しかし他にも美しい花はたくさん
あるはずです。

桜がチヤホヤされるなかで、
見てもらえない、他の花たち。

なんと悲しいことか。

同じだけ努力をしたのに、
こちらを見てくれない。

植物繋がりで、
こんな話があります。

四葉のクローバーってありますよね?
見つけたら幸せになれるやつ。

あれってそれ単体で存在しないんですよね。

つまり、その周りには
たくさんの三葉のクローバーがあるのです。

人々はその三葉を踏み分けながら、
四葉を探します。

やっと見つけた四葉のクローバー。
これできっと幸せが訪れるでしょう。

と、ここで、足元を見てください。

たくさんの三葉が踏まれています。

紛れもなくあなたが踏んだ三葉です。

三葉のクローバーの花言葉は、

「小さな幸せ」

です。

あなたは、小さな幸せを踏み躙って、
ようやく大きな幸せを見つけました。

それで本当に幸せですか?

というお話。

実は三葉のクローバーの花言葉は
小さな幸せではありません。

この話は、人々の愚かさを
皮肉った話です。

どこかでこの話を聞いたことがあり、
それを覚えていました。

みなさんも、花見はいいですが、
もっと身近な春の訪れに、
幸せを感じてみませんか?

さて。

私は桜がかわいそうです。

理由があります。

チヤホヤされるのは、一瞬だからです。

一年周期でチヤホヤされるとはいえ、
これでは多少マシな一発屋みたい。

冬の、葉っぱを落とした桜の木の下で、
団子を食べる人はいますか?

たぶんいないでしょう。

なんてかわいそう。

同情してしまいます。

全部人間のせいです。

なんてやつだ…

終わりに

簡単な小説のような、
noteになりましたね。

対話形式にしてもよかったかな。

またこういったのを書きます。

またね。

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