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sunriverは笹舟のように

今回、12月10日(日)に開催されるsunriverのリリースパーティに先立ち、sunriverの結成から今までの約3年間のこと(とはいってもそんなに濃いものではない。)を独断と偏見で語っていくことにした。
特に何かに特別な想いがある訳でもなく、たまたま今時間があったというのと、他の2人は特に発信とかしないしする気もないだろうからなんとなく「ちょっと、いろいろ書いてみるか〜」という感じである。あと文章書くのが苦手でそれも克服したかった。
もしかしたら長くなるかもしれないのでよろしく。


【結成までの話】
我々sunriverの根本的な始まりは僕(斎藤)とまこちゃんである。
僕ら2人は高校からの同級生。また同じ軽音楽部で部長(加藤)と副部長(斎藤)という関係だった。
というのも同級生は3〜5人しかいなかったので部長が偉いという訳ではない。
特に彼とは軽音楽部以外ではバンドを組んだりしたこともなく、プライベートとそこまで仲がいい訳ではなかったが、お馴染みの先輩アラカワシにバンドのいろはを教えてもらったこともあり、見事に2人ともバンド沼に鬼ほどのめり込んでいったのだ。
僕とまこちゃんは高校卒業後の進路は別々で、まこちゃんは卒業前くらいからアラカワシとバンドを組み都内のライブハウスに進出し始めた。
僕は大学入学後、どうするか悩んだがバンドを続け、結局まこちゃんとアラカワシを追いかけるようにバンドを始めた。
そんな感じで、個人的に2人の存在と影響力はとても僕の中で大きかった。

そこから数年(10年弱)お互いバンドを続けていたが、まこちゃんと僕はいちどバンドから退いた。
細かくは書かないが、20代後半から30代前半にかけてバンドを辞めて行く人と大体同じ理由だろう。あとはご想像にお任せします。
結局僕らはいろんな環境の変化により、バンドより大事なことを見つけたのだ。

そこからまた数年した2019年のある日、僕らは集まった。
まこちゃんがバンドから一度退いたあとは、お互い忙しくほとんど会う機会がなかったが
お互いのいろんなキッカケがあり、ここに再会しバンドをやろうという流れになった。
正直、その時のシチュエーションとかは全く覚えていない。

「バンドでもやるかー。」
「やっちまうかー。」

くらいの適当な会話だった気がするが、もしかしたら全然違うかもしれない。
その数日後、まこちゃんからミーティングの連絡が入り、ホントにやるんかい!?って思った。

バンド結成だ。


【メンバー探し】
バンドにはパートという概念がある。

打楽器を叩くドラム
低音部分を支えるベース
上物を奏でるギター
歌うボーカル

僕はドラム、まこちゃんはドラムもベースも一応できるが本人の希望はギターボーカルだ。
となると、残すはベースだが、2人ともフレッシュな気持ちでやりたいという謎の希望があり、知り合いから当たっていくことを早々に諦めた。
高校在学時以来にメン募サイトを覗くなどをしていたが、特にいい感じの人もいなくて(というか人いなすぎ)どうしようかとも思いつつ、最初は知り合いにサポートでもしてもらおうかとも考えていた。
しかしタイミングというのは本当にあるらしく、これも何かのきっかけで、僕は後のベースとなるみおてぃんと知り合った。というかマッチングした。

彼女はとても面白い。音楽の趣味も合う。あといろいろめちゃくちゃだが信用できるように思えた。
そしてたまたまベースやっていたのだ。
僕はまこちゃんに報告し、すぐバンドに誘ってみようという話になった。

僕らはみおてぃんがベースを弾いている姿を見たことも弾いた音源を聴いたこともなかったが、正直全くベースを触ったことなかったとしても全然良いくらいには思っていた。それくらいにみおてぃんは面白かったのだ。(しっかり弾けます)

そして、みおてぃんは二つ返事でバンド加入を快諾してくれた。

一番古い友人と、一番新しい友人とバンドを組んだ。現在のsunriverが揃う。

ちなみに「sunriver」というバンド名の由来は特に無い。僕らの故郷というか僕の高校の通学路のイメージが太陽と川だけだったというのと、単純なバンド名がよくてこういう名前にしたと思う。
後から地元の大先輩「LUNA SEA」の対義語じゃね!?って話になって震えた。

【活動開始から今】
結成当初は新型コロナウィルスやなどの影響でスケジュール調整が大変だったが、曲作りやライブなどは今にいたるまでかなり順調だったと思う。
ゆたちん(下北沢ERA)や藤村さん(新宿ナインスパイス)や元々仲が良かった森野くん(SAKANAMON、ante)や大地さん(she might be swimmer)などのおかげでなんとか自分たちの居場所もできて、これからもライブ活動はなんとか続けられそうだ。みんなには本当に感謝してます。

そんななかで僕らは「音源なくね?」ということに気づいてしまい、結成3年目にして満を持してレコーディングをした。
自信を持ってsunriverだと言えるような、渋くてかっこいい4曲だ。
1曲はanteとのスプリットとしてリリースした"スタンスミス"
このスプリットのレコ発もマジで楽しかった。お疲れ様でした。



残り3曲は1st ep "湊町"としてパッケージングをしました。
僕個人としては、いろんな音源をこれまで録ってきたが、湊町に関してはその中でもトップで自信作だ。
何より僕が聴きたった音楽そのものだったし、僕らのリアルだ。早く聴いてもらってみんなに羨ましがられたい。(調子乗りすぎでした)

そして、12月10日(日)はこの音源のレコ発ライブがある。初の単独自主企画ライブです。
5月にレコーディングしたのにやっとだよ!笑
是非みんなには観にきてほしいです。



出演者もこのバンドを組んでから仲良くなった人たちばかり。
僕自身とても楽しみにしています。(当日僕ダブルブッキングで申し訳ないのですが…。)

レコ発の後のことは、まだ何も決めていません!
多分続けるし、来年も何かしら録ったりライブをしたり何か新しいこともやっていきたいな。

でも何があるか分からない。
sunriverはこれからも、太陽が照らす小川を、笹舟のようにゆらゆらと下っていくのだ。

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