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7/19 60代女子一人暮らしの組み立て家具問題 そして、無名の善人になれるのか問題。

ポータブルテレビで用を足していたが、小さい画面で見るのが疲れてきた。押し入れにしまっていた40インチのテレビを和室に出すことにした。
YouTubeTVerも大画面で見ることができる。
最近視力の衰えを感じることが多く、モニターから離れて見る方が疲れないだろうという気持ちもある。

テレビ台を購入することにした。私の相棒とも言えるお掃除ロボ(オッジャーと名付け、健気にゴミを集め続ける姿に私淑している)がは入れるように脚付きを探した。

色合いやデザインが気に入った、ほぼ完成形の4万円台のものと、板と金具が送られてきて自力で組み立てる7千円台の2つに絞る。ネットに載っているさまざまなサイトのレビューを読んだ。

4万円は私にとっては大きな出費。結局は「自分で組み立てる覚悟があるか?」という問いにどう返答するかということだと思い至る。

7千円台のものを自力で作ろうと決心。
A○az○nのレビューにとても丁寧に組み立てのコツが書いてあったのが決め手だ。
しかも、複数人の人たちが、失敗談も含めてアドバイスを書いてくれている。

一人暮らしになる前は、こういうことはほぼ家族が担ってくれていた。みんなで生活を作っていたという時間が宝物のように感じる。

だから作る自信はないのだが、そのレビューを読むと組み立てる自分の姿が想像できるほど、わかりやすく書いてある。
出来そうな気がしてきた。
ポチっと発注。

数日後には到着するまでに私は、その商品のレビュー全部を何度も読んで予習した。
配達当日。玄関で受け取り、和室まで運ぶが重い。あーレビューにも書いてあったな、と予習済みの私は余裕。笑。

開封し、説明書を見ながら、部品を順に出していく。全部揃っている。説明書はA48枚もある。図と小さな文字でクラクラする。

「こたつテーブルとかに乗せて組み立てるとよい」というレビューに従い、テーブルで最初のダボの取り付けに取り掛かる。サイドの棚板をつける。なかなか順調だ。

から順に作っていくが、レビューによると、足の取り付けは説明書通りではなく、最後につけるのがコツらしい。(もちろん事前に頭に入っている。笑)

1時間半ほどでほぼ全体の形ができてきた。苦労したところといえば、バタフライ式に開閉する扉の蝶番の取り付け。ネジの締まりが悪い気がする。

一旦休憩。なんちゃってフラペチーノを作って気合を入れ直す。
軸が長くて取っ手の太いドライバーに変えてみる。ドライバーは「回転するてこ」そんなふうに習ったことを不意に思い出す。
ぎゅっぎゅっと締まっていく。

いよいよ最後。脚の取り付け。確かに最後につける方が断然安定して付けられる。
けれども、説明書に早いうちにつけるように書いてあるのも理解できる。脚の固定にはL字に曲がった六角柱がドライバー代わり。六角に凹んだ鍵山に六角柱を差し込んで回して行くのだが横板にぶつかるので、何度も鍵山に刺し直してちょこまかと回す必要がある。

やっているうちに、横板に六角柱をぶつけたままにして手で固定し、もう片方の手で脚を回すと簡単に取り付けられることに気がつく。
これで説明になってるかな〜

所要時間は約2時間で完成したのが、上の写真。やればできるじゃないか!と自分で自分を褒める私。

それにしても、レビューを書く無名の善人の皆様には頭が下がる。脚の取り付けは最後にした方がいいと書いた方は、ご自分は説明書通りに作って、横板のダボだったかが一つ折れたとのこと。その経験を踏まえて、最後につけつけた方がいいとのアドバイス。
これらのレビューがなかったらできなかった。

私も最後に気がついた「脚を回したほうが取り付けやすい」ということを、レビューに書いた方がいいかな。と思うが、わかるように書くって結構難しい。
ネット上で無名の善人になるのは簡単ではない。


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