第3回 古民家宿「root field」

こんばんは、おはようございます、こんにちは。

前回の記事では西湖の紹介をさせていただきましたが、今回は僕が主を勤めております、古民家宿rootfieldの紹介をさせていただきます。

外観

まず「rootfield」という名前についてですが、名前の由来はこの宿がある地域が根場というところなんですね。
根は英語で「root」、場が「field」というところからとった名前なんですが、僕たちがこれから色々な活動を行なっていくことを考えたときに、とてもぴったりな名前だと思っています。

行なっていく活動というのは、宿だけでなく、西湖でのSUPや樹海の中を歩くトレッキングツアーなどのアクティビティを、地元のツアー会社やガイドさんと連携しながら提供して、西湖の魅力を伝えていくというもの。
また、観光協会や町役場とも連携して、SUPの大会や、朝市などのイベントを開催し、観光客の方々や地元の方々に喜んでもらうものというのを考えていたり、既に動いていたりします。

後付けではありますが、そういった様々な活動の根幹となる場所、という意味でも、rootfieldという名前はぴったりだなぁと思っています。

そしてもう一つ、rootfieldという名前がしっくりくる理由が、この古民家宿に来ていただいたゲストの方々に、ゆったり過ごしていただいたり、アクティビティを楽しんでもらったり、時にはリモートワークをしてもらったり、日常から少し離れた場所でリフレッシュしてもらい、植物が土から養分を吸い上げて成長していくように、この場所から活力を得てまた日常に戻ってもらえればと思っていることです。

また、建物についてですが、築150年以上の古民家を使っています。
この根場という地域にはとある歴史がありまして、1966年(昭和41年)の台風24号、26号の影響による大雨で山腹が崩壊、土石流が発生し、集落全体が一夜にして壊滅状態になりました。
その際、ほとんどの建物のみならず、少なくない人の命も犠牲となりました。

この大規模災害から40年経った2006年、当時の茅葺き集落を復活させ、今では「いやしの里」という観光施設となっています。
当時の災害で、実は土砂崩れをまぬがれた家が一部あります。
そのうちの一つ、旧渡辺家住宅は国の登録有形文化財として一般公開されていますが、それ以外で残った家屋の一つが古民家宿rootfieldとして生まれ変わっています。
もちろん補修、改修を重ね、今に至っていますが、大部分昔のままの状態が残っています。

僕たちは昔ながらの良さや、懐かしさみたいなものを引き継ぎながら、今後西湖を盛り上げていったり、その魅力を発信していくような新しい活動をしていく上で、過去と未来を繋ぐような役割をこのrootfieldが果たしてくれればと考えています。

というわけで今回は、古民家宿rootfieldのご紹介でした。

それではまた明日!

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