炎は上に燃えあがる
寒い日が続いていますね こんにちはしゃるです。
今回はかねてより紹介したくて 温めていたマルヤクデVMAXのデッキについて お話していきたいと思います。
現在のC~FレギュレーションでのカードプールでのデッキのためCレギュのカードを結構含んでいて、スタンで使える期間はあとわずかですが、自信作のデッキであり、「こういうタイプのデッキビルダーですよー!」と僕の自己紹介も兼ねているデッキです。
前置きはこのくらいにして、紹介したいマルヤクデVMAXのデッキレシピを紹介します。
カブさんのマルヤクデVMAX
マルヤクデVMAXとカブ(敬称略)が一緒に入っているデッキエモくない?
ということを突き詰めていった結果このような形のデッキになりました。
まさかテキストをご存知でない?とは思いますが、マルヤクデ・マルヤクデVMAX・カブそれぞれのカードについても、
マルヤクデV
マルヤクデVMAXのデッキでのマルヤクデVはワザを使うことは多くありません。しかし、炎1エネ「ねつほうしゃ」は、後攻1ターン目から相手バトルポケモンに付いているエネルギーを確定トラッシュという、対面のデッキによっては大きなアドバンテージを取れるワザです。(のぞむ効果なので、するしない選べるのもgood)
マルヤクデVで 相手のエネルギーをトラッシュしながら時間稼ぎをしながら、自分は溶接工+VMAX進化で攻撃にも転じられるので、1つの手段として十分に考えられると思います。
マルヤクデVMAX
(実物お持ちの方は カブさんの表情よく見てみてください。 作り込みすごい!)
このデッキの主役であり、青天井のダメージが出せるアタッカーです。炎エネルギー以外が付いてワザを使うことはほとんどありませんが、無色2エネのワザ「キョダイヒャッカ」は剣盾にも存在するキョダイマックス個体のマルヤクデの技と同じです。
素点40+で炎エネルギーが2枚付いていれば、+40×2=80追加で120ダメージ。ダメージ処理後にのぞむならトラッシュから炎エネルギーを1枚付けることができて、次の番は手貼り サポートなしで160ダメージ出せるようになります。
120+160=280はVMAXポケモンに届きませんが、炎エネルギーを手貼りやサポートで増やしてあげれば 簡単にVMAXをツーパンできます。付けた分だけ+40されていくので、準備しておいたマルヤクデだとワンパンも可能になります。
カブ
爆炎ウォーカーにて初収録 なんといっても特筆すべきは「自分の場のポケモンがバトルポケモンだけなら、引く枚数は8枚になる」(その条件下以外なら手札を戻した後4枚ドロー)な点でしょう。サポートを使って8枚ドローはスタンダードの現環境だと最大限のムゲンダイナの展開に対して使う 「エリカのおもてなし」「ヒガナの決意」の9枚ドローに次ぐ2番目。(おそらく) しかし、条件が今のポケモンカードの環境には合っておらず、バトル場のポケモンだけという状況は、事故っているか 狙って作らなければ満たせる条件ではありませんし、そうまでしても8枚ドローできるだけならば、「博士の研究」の7枚ドローを使うほうがよほど安定します。
それでも、パッチラゴンVMAX単のデッキを初めとする単騎のポケモンで戦うことを想定されたデッキでは、4枚フル投入されている場合もあるので、唯一無二の働きができるサポートであることは間違いありません。
では、3枚のカード紹介もできたところで、デッキの採用カードについても解説をしていきたいと思います。
(見やすいように もう一度リスト出しておきます)
ポケモン 10枚
マルヤクデV マルヤクデVMAX 4 3
VMAXは4枚でもいいかなぁという感じですが、3-2-3 もしくは 2-3-3でサイドを取られるようにするので序盤に1体、サイド2~3枚取って1枚がサイド落ちしていても終盤に2体目は立てられるので、3枚になりました。次のファイアローと合わせて、スタートポケモンがどちらでも問題はありません。
ファイアロー 3
マルヤクデ単騎デッキにしなかった理由として、単騎特有の 引き直しによる相手への手札献上がイヤだったことと、3-2-3プランでリセットスタンプの通りをよくすること、逃げ0でクロススイッチャーを最大限生かせること、溶接工+手貼りで後攻1ターン目から攻められること、先行で炎1エネでワザ「ファストフライト」による疑似デデチェンジができること、弱点が雷タイプでマルヤクデの苦手な水タイプ(白馬VMAXをのぞく)へのクッションにできることなどから相方として採用しています。
後攻だった場合、マルヤクデVが返しのターンに倒れてしまうのも防ぎたいので、ファストフライトしながら壁になってくれたりもします。
このデッキの面白いところで、マルヤクデVMAXのHPが320 スイクンVの「ブリザードロンド」でワンパンするには、半分の160ダメージを出せばいいのですが、相手のベンチフル展開でも、こちらの場には 最大限用意しても、バトル場1体+ベンチ2体あれば足りるので、ベンチ1体展開にすると、20+120(ベンチ6体)=140×2=280と一回耐えられるようになっています。頭の中に入れておくだけでもいいかなと思います。
他の相手に対しても耐久をあげたり、回復したりを入れたりすると確定ラインが変わってくるので、練りに練ると見えてくるところが変わります。
グッズ 20枚
クイックボール しんかのおこう バトルVIPパス 2 2 1
正直 ほぼ単デッキのような構築に近いので ボール系の枚数配分が分かりません。先行でファイアロースタートだった場合のみ、マルヤクデを優先して置きたいので必要にはなるのですが、他に枠を取られぎみで5枚の枠の中で変化させていく形に落ち着きました。ブルーの探索で触れるので 後攻1ターン目の上振れ要素としてVIPパスを入れています。(VIPパス以外4枚をハイパーボールにするのもアリかな?)
自分のデッキリストの並べ方の都合上
ボール系→ポケモンのどうぐ以外のグッズで枚数が多い順→ポケモンのどうぐで並べているので、先に入れ替え札から解説をします。
クロススイッチャー あなぬけのひも ポケモンいれかえ 4 2 1
「ブルーの探索」を実質「ボスの指令」にできるスイッチャーはもちろん、逃げエネが重いマルヤクデをベンチに下げられる入れ替え札は触れることも含めての枚数配分です。
入れ替え先を 逃げ0のファイアローにすることで、こちら側だけが自由にポケモンを動かせるようになるのが偉い点でしょうか。
Fレギュレーション以降では「マグマの滝壺」の効果を受けられるようにするためにも、ベンチに下げられる入れ替えカードは重要になってくると思います。
ポケギア3.0 3
サポートの数が多くなっており、特に「ブルーの探索」「溶接工」合わせて8枚ありますが、枚ターンどちらかを確実に使えるようにポケギアを入れています。(マチスの作戦が2枚入っているので、そのターン中に2回目以降のサポートを使いやすくするためにも使います。)
リセットスタンプ 2
最初の方に解説をした、3-2-3 2-3-3でサイドを取らせられるようにしていくので、サイド1枚もしくは3枚以下で使えるように2枚。経験上2枚入れておくと 1試合に1回使えることを想定として入れています。
ツールスクラッパー 炎の結晶 おおきなおまもり 各 1(自由枠)
スクラッパーで 相手の場のおまもりタフネスマントを割って 40の倍数 キョダイヒャッカの要求を下げられるように、逆におおきなおまもりをマルヤクデVMAXにつけてHP350で半端な攻撃を2回以上受けられるようにしました。
炎の結晶はバトル場のマルヤクデが倒されそうな 前のターンにブルーから溶接工と一緒に持ってきておいて、返しに溶接工+手貼りで3エネアタッカーを用意しやすくするために採用しています。 この辺は使いながら調整できる自由枠としています。
サポート 13枚
ブルーの探索 4
マルヤクデ+カブを両立させるために絶対に無くてはならないサポート。ベンチを展開できない都合上 ドローだけのサポートでは、必要なパーツがなかなか集めにくいため、確実に今必要なトレーナーズを持ってこられるブルーの探索はこのタイプのデッキにはぴったりなカードです。
特に後攻1ターン目であれば、たねポケモンが欲しければボール系を、エネルギーが必要なら巨大なかまどを、2ターン目以降の展開に必要なサポートを持ってくるなど、トレーナーズ2枚選んで持ってこられるので、使い方が難しく、その瞬間に必要なカードを選ぶ柔軟な対応を求められますが、練習とデッキ構築で埋めていきます。1試合通して2~3枚使いたいのと序盤にほしいので、フル投入の4枚です。
溶接工 4
言わずと知れた炎タイプデッキにはほぼ必須のサポートカード。余談ですが、僕が初めて買ったポケモンカードの 「Vスタートデッキ炎」に入っていた溶接工を今でもこのデッキで使っています。
マルヤクデVMAXにおいては、2枚炎エネルギーを付けられるだけでワザが使え、巨大なかまどとのコンボで場にエネルギーをどんどん増やしていけます。「基本炎エネルギー2枚まで」の‘まで’の部分がほんとに助かっていて、炎エネルギー1枚からでも使えばその後効果の3ドローができます。縦引きの3ドローは少ないですが、あるだけありがたい効果だと思います。こちらも文句なしの4枚フル投入。
マチスの作戦 2
このデッキの性質上、先行をとれたとしても、サイドを取れるようになるのは中盤戦からになります。今のポケモンカードの環境では、先2 後2でVポケモンまでのポケモンが倒される場面がほとんどだと思っています。マルヤクデVMAXのデッキだと先殴りできたとして、取れるサイドの最大枚数は1~3枚であり、返しにVMAXが倒されたり、育てているVを取られたりして、サイド差で負けてしまう場面があります。
また、「ブルーの探索」「溶接工」どちらも枚ターン使っていきたいサポートなので、捲りが可能になる「マチスの作戦」を入れています。
具体的には
マチス→ブルー→溶接工(ブルーで溶接工とかまどを持ってくるなど)
マチス→ブルー→ブルー(グッズを持ってきたり進化させたりなど)
マチス→溶接工→溶接工(最大で4エネルギー加速ですが、2回使えば6ドローにもなるのでその点でも)
ただ初見殺しな動きですので、見破られたり、使わないターンの前に持ってきたりすると警戒されやすいので注意です。(ブルーで次のターン用に持ってきておくなど)
ポケギアで当てたいですね。
シロナ&カトレア 1
トラッシュからサポートを1枚手札に加えられるので、ブルー 溶接工 マチス ボス 場面に応じて拾っていきたいです。(単体で使うというよりは、マチスからのシロカトで最後のサポートを確定させるように使います。)
ボスの指令 1
クロススイッチャーだけでは足りないので最低限の1枚は採用。サポートであるからこそ使える点は大きい。シロカト採用理由のひとつ。
カブ 1
デッキのコンセプトカード。これまた余談ですが、初めてパックから出たサポートSRがカブさんだったりします。運命ですね。
展開できてない序盤に一気にドローしにいくために使用したり、「マチスの作戦」を絡めて最後のサポートとして大量ドローしたり、一番使って楽しいタイミングはもちろん、終盤にマルヤクデVMAXを単騎で立てて 使うときなのは言わずもがな。
原作のトレーナー+手持ちのポケモンを噛み合わせられるときの気持ちの良さは、デッキ作りの楽しみだなぁと思います。
スタジアム 5枚
巨大なかまど 3
変わり?のスタジアムが出るとはいえ、今もなお炎デッキで使わないことはないスタジアム。手貼り+炎エネルギーを捨てて 炎エネルギー2枚手札に加えると、マルヤクデVMAXに溶接工で2エネ加速→キョダイヒャッカでターンの終わりには4エネのマルヤクデVMAXが完成するのは めちゃくちゃきれいな動きだと思っています。
レギュレーション変更後の炎デッキというかマルヤクデデッキは「マグマの滝壺」をどう使っていくが課題になりますね。
(デッキギミックの大半をCレギュカードで賄っているのでそれ以前の問題ですが…)
頂きへの雪道 2
かまどが出せないとき とりあえず出しとけばOKぐらいの気持ちで入れてます。が、ブルーで好きなタイミングで持ってこられるので、かまどを利用されたくないときや、ルール持ちの特性を止めて妨害に使いたいときを見極めて使えば大きく有利を取れるカードです。スタジアム2種類で5枚と普通より多めにしてあるので、自分で貼り替えもしやすくしてあります。
エネルギー 12枚
基本炎エネルギー 12
見返してみると、2枚ぐらいはヒート炎エネルギーでも良さそうですね… HP上げつつ炎エネルギーとして使えるので、マルヤクデに付くエネルギー枚数として 7~8枚あればほぼ全てのポケモンを倒せるので、かまど 手貼り 溶接工を使って 3~4枚 ワザの効果でトラッシュから1枚付けられることを考えると この枚数でちょうどかな~と。
この記事を書き終えるのに 数日かかったのですが、その間にこんな素晴らしい記事を見つけました。https://note.com/game_kaho/n/n9ce0e82ae1d9
この方の後にnote書いて出すのもどうかな……?って思いましたが、カブさん+マルヤクデの同志を見つけてシティリーグでも活躍されているのを見ると、まだまだマルヤクデだってやれるぞ!ってことを改めて感じました。マルヤクデに興味が出た方はこちらの記事もぜひ!!
なんとかCレギュレーション落ち前に、書ききることができました。(現レギュ残り3週間ほど)
Fレギュレーションから どうするの?って話ですが、今のところ構想はなんとなくあります。 カブさん入れつつマルヤクデVMAXの形は崩さず、新レギュレーションも楽しんでいきたいと思います。
いつも心に
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