とりあえず今悩んでたら読も?

西洋占星術では"ハウス"と呼ばれる区切り。
東洋的には"宮"と呼んだりします。
(画像の黄色丸がつく四角いお部屋)

命宮ー遷移宮
兄弟宮ー奴僕宮
夫妻宮ー官禄宮
子女宮ー田宅宮
財帛宮ー福徳宮
疾厄宮ー父母宮

この12宮は対になる関係です。
誰の命宮も、向かいは必ず遷移宮になります。
命宮は本質を遷移は外ヅラを見ます。
人生全般は命宮、遷移は人生の転機。

兄弟(けいてい)と奴僕(ぬぼく)
兄弟姉妹や友人知人を見ます。
そして欽天四化では母親のことをも表します。
愛人、遊びの恋愛、色恋。横の関係。
交際範囲の広さ、そして事故や想定外のこと

夫妻と官禄(かんろく)
仕事と夫婦関係、婚姻前と婚姻後。
つまり、遊びではない戸籍上の配偶者。
その人との関係。そして家庭へのお金。

子女と田宅(でんたく)
お子さんのこと。家庭の運気を見ます。
子供が授かるかどうか。
子供がしっかりとした子か。
また不動産、借りてる家、家内の実情も。
持ち家を得られるか、賃貸の方が無難か。
自分の作ったものを引き継げるかどうか。

財帛(ざいはく)と福徳(ふくとく)
これは有形無形の運気、先天運を見ます。
お金が稼げるか。お金が好きか。
先祖から代々引き継がれるもの。
祖父母やお家柄など。もともと選べないもの。

疾厄(しつやく)と父母
お父さんとお母さん。自分の夫婦関係。
健康運、身体が強いかどうか。肉体関係。
現実として自分が先天的に授かるもの(肉体)
病気、怪我、治る病気か不治の病か。
ある程度育った(成人)子供の今後について。

こんなに色々なことわかりますよー
怖くないです?
💧


流派についての色々

紫微斗数にも色々な流派があるのですが、
ここまで詳細をお伝えできるのは
欽天四化派だけかと思います。

私の欽天四化の恩師・芦屋の田中風州先生は、
星曜派、飛星派という二大紫微斗数
(日本で紫微斗数を用いられる占い師さんは、だいたいこのどちらかが多いですね)の
技法も教えてくださいました。

師曰く「星曜派は小学校、飛星派は中高、欽天四化は大学での高等教育に値する」そうです。
確かにとても複雑な技法でした。
しかし、人生の仕組みがよくわかる。

技法の複雑さの比較として挙げさせて頂きましたが、星曜派、飛星派への批判の意図は
露もございません。
寧ろ、星曜・飛星を踏まないと、
欽天四化はよく理解できないところがあり、
学校の喩えはまさに言い得て妙でございます。

私がこの占術を学ぶにあたり、
師匠の田中風州先生
その親師匠の陳恩國老師には
心からの深い感謝を申し上げます。

無明である今の世の中を
小さく照らして役に立つ
そういう思いで占い屋を営んでおります。

どうぞよしなに。

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