障がい者の得と損

◆障がい者の得な部分

最近、ちょっと得をしたな♪ということがありました。

これ、対象でした!
届いてからなるべく1週間以内に返送してください。とのことでしたので、既に署名して返送しております。
これで、月あたり(私の場合)約6,000円分の給付金が手に入ります!やったー!!

ところで、この給付金の条件は下のようになっています。

障害基礎年金の受給者である。
前年の所得※1が4,621,000円※2以下である。
※1 障害年金等の非課税収入は、給付金の判定に用いる所得には含まれません。
※2 扶養親族の数に応じて増額。

当事者ですが、さすがに思うのです。
この条件は恵まれ過ぎなのではないかと。

障害年金などを差し引いて、年間収入が460万を超える収入を持つ障がい者がどれだけいるのでしょうか?
私、高卒という学歴の割に自己申告で給料がいい方だと思っていますが、年収は余裕の200万台です。少し判断されるのに基準が緩いような気はしています。

◆障がい者の損な部分

「なんか、私って税金泥棒だよなぁ」なんて、思うことが正直あります。
ただ、そういうときには、ある意味少し開き直ります。
「お金の面で得はしているかもしれないけれど、他の面で損しているから」と。

私が具体的に損している点を挙げると下の感じです。

◆身体的な面
・自由に動けない
・勝手に出かけられない
・外出先でのルートが制限される
・学生時代は、実技教科を受けるのに支障があった
・自動車を改造しないと運転できない
◆精神的な面
・周囲の方に変な目で見られること多数
・周りから面倒そうに思われる
・恋人できない、友だちも少ない
・同窓会なんて都市伝説(おそらくハブられてます)
・就職先も制限

あと、おそらく他もたくさんあるのでしょうが、私は生まれながらにして障がいがあるため、よく分かりません。損だと知らずに損をしていることも多いのではないか?と感じます。

つまり、障がい者は障がいやそれに付随してしまう損な部分をお金でカバーしようとしているのだと思います。
1人暮らしができるか心配、施設に入ろうとも高齢者施設と同様に福祉施設も順番待ちと、お金があったところで将来が不安という部分もありますしね……。

◆得があっても障がい者にはならないほうがいいと思う

障がい者になったらなったで、現実を受け入れなければなりませんが、金銭面が得とはいえ、わざと障がい者になるようなことはしないほうがいいと思います。
私は先ほども書いたように先天性の障がいで、健常者のことはよくわかりませんが、プライスレスなことを失っていると思います。
昔、障害年金をもらうために、わざと障がい者になる話がありましたが、そんなことはしないでほしいと思います。今までできていたことができなくなることと引き換えにお金を手に入れる必要がある場合って少ないと思います。(しないといけない場合もあると思うので、完全否定は控えます)

今回の給付金は有り難く受け取りますが、優遇されていると感じると同時に、いや、でも、なんかそうじゃない……?とも、思う私でした。

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