天気日記20180807

火曜/晴れ

どうしても理解できないことが世の中にはある。

いつもとおる道にガソリンスタンドがあるのだが、とにかく値段が高すぎる。

リッターの相場がだいたい135円だとすると、このお店は155円で売っている。20円近くこえてくる。

なぜその値段でやっていけるのだろう。
と通るときにいつもかんがえてしまう。

仮説をたててみた。


仮説①、とても立地がよいから高くても売れる。

このガソリンスタンドは、交通量のおおい、幹線道路沿いにある。
だから多少高くても給油にこまっている人がくる。
それでも20円高いとためらうような気がしてならない。


仮説②、ものすごくサービスがよいからファンがついている。

実は、一度だけ気になって給油したことがある。
セルフではなく、店員さんが入れてくれる。
窓もふいてくれる。ゴミも捨ててくれる。

もはや懐かしさを感じた。

このタイプのガソリンスタンドはずいぶんへってしまったし、店員さんのホスピタリティーもすこぶるよいこともあり、コアなファンがガソリンを入れるならここだと決めているのかもしれない。

仮説③、オーナーの趣味でやっている。

オーナーがガソリンのにおいが大好きで、ガソリン好きの趣味が高じて30年前、この店をはじめた。オーナーとしては毎日ガソリンのにおいを嗅ぐことができるだけ幸せだった。設備もサービス方法も30年前と変わらない。

はっきり言って儲けもすくない。それでも中東産の石油だけでなく、ロシア産やアメリカ産もとりそろえているという変わり種のガソリンスタンドが評判を呼び、いまではわざわざ隣の県から買いにくるお客さんもいるほどだ。



たぶん、仮説③はないだろうな。
いずれにしてもどうも納得がいかない。
実際にきいてみるしかないのかだろうか。

「すいません、失礼を承知でおたずねするのですが、どうしてもそんな高い値段でガソリンを売っていてもこのお店はやっていけるのでしょうか?」

と。

失礼を承知で、と断ってもこの聞き方は失礼だろうな。

今日も愛想のいいおっちゃんが、暑いなか、店の軒先で待っているだろうな。

現場からは以上です。

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