【小説】 亮介さんとあおいさんとぼくと 12/30
ドバイというのは、アラブ首長国連邦を構成する首長国のひとつである。日本でも、金持ちの国としてテレビで紹介されることがある。夏場は気温が五十度くらいになる。想像がつかない。
だが、ぼくたちがいくのは冬場のドバイだったので、二十度くらいで、けっこう過ごしやすいらしい。「地球の歩き方」に書いてある基本情報を頭にいれながら、関西国際空港からエミレーツ航空に乗った。
日本人はいくらかいたけれども、ほかには、アラビア人だったり、中国人だったり、インド人だったりした。
飛行機で、亮介