私とネオロマンス【2】遙かなる時空の中で編
【1】アンジェ編はこちら↓
アンジェリークという名の沼にドボンして数年。
同じゲーム会社がまた女性向け恋愛ゲームを出すと言うではないですか。
ですが正直なところ、最初はそこまで興味が湧きませんでした。
アンジェ編で述べたように私は筋金入りの西洋かぶれなので、和風の世界観にあまり魅力を感じなかったのです。
でもいろいろ情報を見ていくと、アンジェとはまた違う雰囲気で純粋にゲームとして面白そう。
パッケージイラストも綺麗だし。
何より、
アンジェリークを作った会社の恋愛ゲームなんだから面白いに決まってんじゃないの?
という内なる声が肥大し、気付いたらプレミアムBOXを購入していました。
そしてプレイし始めたら、まあ面白いこと。
あの時の内なる声、グッジョブだったね!
…せっかくの機会なので、めちゃくちゃドン引きされそうな話していいですか。
私はもともとゲームやるとき女性主人公には自分の名前を入力してプレイする派でした。
なのでアンジェも自分の本名でやってました。
でもアンジェの世界はカタカナで、私の名前はあんまりカタカナ映えする響きじゃないので微妙な座りの悪さみたいなものも感じていました。
(ひらがなも入力できたけど世界観的にはカタカナじゃん! ←めんどくさいオタクの見本)
そしたら遙かはなんと、漢字で名前が入力できるんですよ!
これがもう良かったのなんの。
ネオロマはフルボイスじゃないことがよく槍玉に挙げられますが、私は自分のペースでテキスト読みたい派なので元々フルボイスにこだわりはなく、しかもボイスなし文章だけのほうが自分の名前の組み込まれたテキストがより小説っぽく感じられるというか、とにかく没入感がハンパなくて、より一層はまりこんでいきました。
(これは若気の至りというかまあ既に若くもなかった頃ですが()、その後いつ頃からか徐々に意識に変化が生まれ、今はデフォルト名を入力するようになりました。まあ今はデフォルト名なら音声で読んでくれるからというのもあるけど)
一応ちょっと真面目な話もすると、ネオロマって自分の考えや選択が後の展開にものすごい影響を与えるという特性があるんですが、その始まりが遙かなんですよね。
一見なんてことない選択肢でも、後から「おまえあの時こう言っただろ」みたいなこと言われるんです。
逆に、以前言われた内容に対して初めて聞くような反応をすると「こいつ人の話聞いてねえな」みたいな悪印象を与えることもあります。
それがものすごく臨場感に溢れているというか、実際に人との会話ってそういうものだし、すごく考えられて作られた作品なんだなというのをひしひしと感じて、ますますネオロマンスの世界が大好きになりました。
(むしろ名前云々よりこっちのほうがよっぽど大事なのでは?)
まあ沼というのはたぶん落ちたら抜けられないもので、私もそのままズブズブと沈み続けて今に至ります。
遙かはシリーズ中いちばんナンバリングが豊富ですが、めちゃくちゃバリエーションに富んでて、どのナンバリングもいつも新鮮に楽しんできました。
最愛は遙か2です!!!
そして西洋と同じくらい大正ロマンも好きなので、次点が遙か6。
でもどのナンバリングにもそれぞれの良さがあって、本当に全部大好きです。
和風に興味なかった私が「和風もいいな」と思えるようになって興味の幅が広がったのは間違いなく遙かのおかげです。
金色のコルダ編に続く。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?