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自戒を込めて┊虫歯の治療に30万円かけた話。

#いい歯のために

あなたがいま、心がけていることは何ですか?

私は、1日3回電動歯ブラシでの歯磨きの徹底に加え
歯間ブラシは必ず行い、定期検診も最低半年に1回は行っている。

今日書くことは、10年間歯医者に行っていなかった私が、
1年で1本の虫歯を治療するのに、30万をかけた話です。



話は6年前まで遡り、2018年の春。
時給1000円の主婦パートをしていた時代である。


なんか前歯が、黒い。

異変に気づいたのは、「前歯の隙間、こんなにあったかな?」と鏡を見たとき。
タイミングよく職場の定期検診が近づいていたため、ちょうどいいと有料オプションだった歯科検診の項目にチェックし会社に提出した。

検診当日。

「これ、虫歯だね〜」

さらっと言われた。
毎日は歯は磨いているのに、痛みも感じなかったので全く気がつかなかった。

(まあ、1ヶ月くらい通えば治るだろう)

そのときは、これから始まる1年にわたる通院も、いつ終わるかもわからない根管治療に通うことになることも、聞いたこともない「歯根端切除術」という外科手術が待っていることも、まったく想像していなかった。

終わりの見えない根管治療

家の近くの歯医者で根管治療を始めたが、治療が進むにつれ痛みを伴うようになってきた。
フォークが前歯にあたるだけで、痛みを感じるほど。
そして3ヶ月経っても終わりが見えない根管治療。

しまいには、先生に「抜歯か、インプラントか。それか外科手術が必要かもしれないから、うちではできない」と言われてしまう始末。

隣町の、少し大きい歯医者に移ることになった。

「歯根端切除術」を行います


新しい歯医者に行くたびにレントゲンを撮られるの、正直どうにかならないのかな(費用がかさむ)と思いつつも

前回より本格的なレントゲンを撮り

アメリカの権威のある大学で技術を得た、その分野のプロの外部の先生に手術をしていただくことになった。

先生
「歯根端切除術を行います。
前歯を削り、被せ物は自費のセラミックなので費用はかかりますが、いいですか?」

ん、なにっ? しこん?!せつじょ術…?
口頭で言われても漢字がパッと出てこない。

先生に、処置の流れを詳しく聞いた。

歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)とは
歯の根元にある細菌が顎の骨内に膿の袋を形成した場合に行われる治療法。通常の根管治療では完治が難しく、抜歯すべきと判断されることが多くあります。
歯根端切除術では、歯を支える骨にトンネルを開け、そこから感染部を取り除くため、被せ物を外さずに治療を行えます。

それでもわからず、家に帰ってから夜な夜なリサーチをし
「医師が言っていることはどういうことだったのか」
「他の歯科院ではどのような処置、金額なのか」
ノイローゼになりそうなくらい、調べた上で
先生に不明点は全部質問した。

骨に穴を開けるんですか…?!


想定外の、大きい処置を行うことに戸惑いを隠せない私。

前歯も半分以上失う上に、支出も飛んでもない額。

そもそも、前歯を削った上に骨まで削るなんて想像もしていなかった。
しかも自費の被せ物。

なのでカウンセリングは、じっくりていねいにしてもらった。
セラミックにも種類がいくつかあるが、前歯は審美性を大事にしたいので
どうしてもいいものを選ばざる終えず、14万を10回払いで払うことにした。
正直貯金もなく、一括で払うことは困難だった。

虫歯でこんなに大金を使ってしまうなんて。
友達にも恥ずかしくて言えないし、すごく落ち込んでしまい、歯の痛みもありしばらくご飯も喉を通らなくなった。

いざ、手術の日。

しこんたんせつじょじゅつ。
(ちょっと声に出すと楽しい)

手術中は、麻酔をしていたので痛みは感じなかったが

口と鼻の間あたりから

ゴガガガーッって
工事音がしているかんじ

歯茎の根本を、削られている感覚はあった。
(痛覚はないかんじ)

手術が終わってから、痛烈な痛みを感じる。
もらった鎮痛剤を飲み、気を紛らわした。

今回の治療は「マイクロスコープ」「ラバーダムの除湿」を使ったハイレベルの処置で成功率が高いと説明を受けていたので、そこの安心はあった。
と言っても、「失敗」の可能性はあることも承知の上で同意書を書いたので、まだ治療もしていないのに「再発したらどうしよう」という不安はずっとあった。

根管治療先進国アメリカと比べ、日本の歯科医療のラバーダム防湿を行っている歯科医院は全体の5%以下といわれており、そのためか日本の保険治療での根管治療の成功率は低くなっているらしい。

そんな現状も知らず、虫歯を放置していたなんておそろしいことだ。

日本の根管治療、保険内で行える範囲をもっと広げて欲しいものだと
このときは切実に思った。

6ヶ月の経過観察。

無事手術は終わり、翌日に消毒、2週間後に抜糸、1か月後、3ヶ月後と1年後に経過を診てもらうために来院をした。

地味に、家から1駅という近さに助かる。
これが遠くの歯医者なら、通院がストレスになっていただろう。

経過観察は順調に進み、最初の頃は感じていた痛みも徐々になくなっていった。

根元に病巣が残っている場合、再発する場合があるから予後のチェックは念入りに行われる。
術後が良好との診断が下り、型をとりセラミックの歯を入れてもらった。

ちなみに、このセラミックの歯が入るまでは「仮歯」を被せているのでとても取れやすいし、見た目が悪い。
上の前歯なので笑うと一番目立ってしまう。

幸い、手術をしたのが冬だったのでなるべくマスクをして乗り切った。

転院前、転院後の処置、手術代、セラミック代、通院費用
私の人生史上初、総額約30万。

ついに、1年間の通院を終えた。

2度とこんなことが起きないために決意したこと

10年間歯医者に行ってなかった私だが、「もうこんな痛い思い(お財布的にも)」をしたくない、と歯科予防を徹底することにした。

基本的なことだが
・定期的な歯のクリーニング、検診
・電動歯ブラシの購入
・歯磨き粉、フロスをいいものにする(歯科衛生士さんのおすすめ)

歯ブラシは、いろいろ試してブラウンのオーラルBを使用。
他のメーカーとも悩んだが、小さい頃は家族で使っていたので馴染みのあるブラウンにした。
ジーニアスは値が張るけど、ケースが可愛くて持ち運びにも便利。

実は、ジーニアスも買っちゃいました…(ケース可愛くて…)

歯磨き粉は、常用に2種類
普段使いのコンクールジェルコートと、ホワイトニング&着色防止に歯科衛生士さんが使っていたライオンの「ブリリアントモアダブル」を使い分けている。

歯間ブラシは、指巻きタイプ、ホルダータイプ(F型、Y型)
100均のものから歯医者で売っているものまでいろいろ試してライオンのウルトラフロスを使っている。
色がたくさんあって可愛いし、Y字型は奥歯に入りやすい。

2年前に親知らずを4本抜いているので、奥歯のフロスは特に気をつけている。

今日は #いい歯のために  の投稿記事として
私が体験したこと、今心がけていることを書いてみた。

ずっと誰かに言いたかったけど、言う機会もタイミングもなく
6年前のことを、当時の日記や写真、家計簿の記録を見ながらまとめて書いてみた。

歯は一生もの、失ったら戻ってこない。


手術前に、前歯1本の半分以上を削ったとき、痛みじゃない涙が流れた。
そもそも麻酔はしていないので痛みは感じない。
ただ、根本を残して歯が削れていく感覚が、とても悲しかった。

「歯は一生もの」「おばあちゃんになっても自分の歯でご飯を食べたい」

そんなことは何となく思っていたが、私は歯医者の定期検診を怠り
結果、虫歯を放置し外科手術をする事態になってしまった。

もう二度とこんな思いはしたくない。

毎日のケアと、定期的なプロのチェックを受ける。

そういえば前回の定期検診からそろそろ半年が経つ。
年末までに歯医者に行って、ぴかぴかの歯で新年を迎えよう。


ではね〜


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