さようならヘソクリ
予想外の収入なのに悔しいです。
こんにちは。
彩夏です。
我が家には、いつから始めて、いつ止めたのかわからない500円玉貯金箱がある。
開始した時は、これを満タンにしてワイハー(ハワイ)に行こうなんて夢を語っていた。
いつしかその500円玉貯金箱の存在は忘却の彼方。誰も500円玉を入れなくなった。
New500円玉が誕生した今。
いい加減どうにかしないと、気軽に使えなくなるかもしれない。
めがねさんが忘れさえすれば、私のへそくりになる。そう考えていたが、彼はいっこうに忘れてくれない。
いよいよ今日開けてみようと言い出した。
何か先延ばしにする手はないだろうか。
私の父は数年前「◯◯の抜け穴」と呼ばれる、某武将が戦場に出向く際に使用したと言われる抜け穴の改修工事に携わったことがある。
そんな由緒ある場所で、ふざけた写真を撮ったあと、父は体重が激減し、原因不明の病と診断されたことがある。
特に治療法もなく、しばらくすると元気になったのだが、あの痩せ細りは異常だった。
身内から「ふざけるからバチ当たったんや」と怒られ、本人も反省していたけれど。
通気の悪い抜け穴で、マスクもせず作業をしたことで、なんかしらの菌を吸ったのではないかと、その一件は落着した。
これしかない。
「めがねさん。貯金箱あけたら、なんかの菌が放出されて、お父さんみたいになるから、やめといた方がええんちゃうかな」
今日も華麗にフル無視された。
そして開缶の儀。
あっても3万円ぐらいじゃない?って言っていた貯金箱には、53000円入っていた。
なんてこったパンナコッタ。
さようなら。
私のヘソクリ。
めがねさんも500円玉入れてたから、私のヘソクリちがうけど。
画像は《月原おいも》さんからお借りしました。
それでは。
最後までお読み頂きありがとうございます。
ばいなら
66日ライラン/35th
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