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神社仏閣が好きだ。本日やっと、石清水へ詣る
小さいころから割と神社は身近な存在だった。木々に囲まれた閑静な時間はとても心地よい。
地元を離れ大人になってからも、自然と足を運ぶ機会は続いていた。数えで前厄に突入する時、京都の石清水八幡宮に目が止まった。縁のあった宇佐神宮に通ずる所もあったので、一度行ってみようかと訪れたのがきっかけ。
元旦はご近所のお寺へ。
三が日の2日には伏見稲荷へ。
2月の初午過ぎたら石清水八幡宮へ。
夫の厄も入り混じり、本厄、後厄、お礼参りなど、律儀な参拝を続けているうちに2月は石清水、というのが我が家の定番となった。これが策ならまんまとしてやられた訳であるが、年の初めの恒例行事をリズミカルにこなすのはメリハリがあって悪くない。
この度のコロナで、体は健康そのものなのに、自由に行きたい時、行きたい場所に行けないというストレスを目の当たりにした。ハワイは我慢できるのに、その対象が神社仏閣ともなると、何だか神々から授かったパワーの消費期限が超過していく気がしてどことなく落ち着かない。
毎年大晦日まで戦うために、年の初めに三種の神器をアップデートして挑んできた。なのに今年に限っては地元の一種で足踏み状態。
度を超えた焦燥感では無かったが、二つ目はとうに断念したので、せめて最後のひとつだけでも、、、と冷静に待ちながらいつもチラチラとデスクのカレンダーとにらめっこしていた。
そして本日、ふっと時間ができ全員の予定も揃ったので、久しぶりに石清水へと車を走らせたのである。
いつもは肌寒い石清水も今日はポカポカ日和。一ヶ月遅れの参拝だったが、桜の開花にも遭遇できたので結果的に二重丸。
独立して仕事を始めてからは、特に験を担いでギアをあげることが増えていた。遅れはしたものの、毎年の恒例行事がクリアできると心は軽やかなのである。
しかも今日は、一粒万倍日+寅の日だと知って追加で気分も上がる。
寺も神社もクリスマスも見境なく嗜む八方美人に神は優しい。こんな寛容な国に生まれていること自体にも感謝だ。
寄せ書きに「ひょうきんな人」と書かれたおちゃらけた児童でも、人並みに大人になれば神聖な気持ちで参拝し、清々しい気持ちで境内の桜を愛でる日すらやってくるのだ。
商売繁盛のお札を飾って、心新たに2021年も邁進だー。
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