冬が近づいて
小さな頃から、冬が近づいてくると、ドキドキと胸が高鳴る。
風に舞うオレンジ色や茶色の落ち葉、何処からか漂ってくる金木犀の香り、頬をかすめるひんやりとした風。
日が暮れ始め、点灯した外灯。家々の灯り。
下がる温度と反比例するかのように、そういった風景は、温かく感じられ、わたしはしあわせな気分になる。
今年も、少しずつ、冬が近づいてきた。
不安が尽きず、いろんなことが、大変だけれど、みんなあたたかくしあわせな冬になるといいなと、そんなことを願わずにいられない。
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