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【デッサン嫌いな人へ】デッサンが好きになる10の言葉

ども、デッサン大好きなちゃんみおです。

画力を上げるのにデッサンほど最適解なものはありません。

私は高校時代に2年間デッサンを習いました。イラストレーター5年目になりますが、今でも先生に教えてもらった知識を頭の中で唱えながらイラストを描いています。

しかしデッサンが嫌い、難しそうでやらないっていう人も多いですよね。

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 ・デッサンは難しそう
 ・デッサンやらずに済むなら避けたい
 ・なんとなく嫌
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そう思ってる方の先入観を私が取っ払ってデッサンを始めるハードルを下げます!


この記事ではデッサンのやり方を教えるのではなく、私がひたすらデッサンへの愛を叫びます。


あなたが少しでも「デッサンやってみようかな…」という気持ちになってくれたら嬉しいです。

では行ってみましょう!

1.絵がめっちゃ上手くなる

そう、冒頭でも書きましたが、画力が上がる最適解なんです。

わたしの体感では、デッサンをやるのとやらないのとでは、その後の画力の伸びが大きく変わってきます。

なぜなら、デッサンはどんな塗りでも手法でも応用が効く基礎的な力だから。
アニメでもイラストでも漫画でも。

2.応用力が身につく

具体的にどんなことに応用が効くかというと
例えば…

  • 影の塗り方

  • 光の塗り方

  • 人体の描き方

  • 資料を見て応用して描く方法

  • 物の描き方

  • 質感の描き方

  • 遠近感の出し方

などなど…

これらはイラストを描く上で必要なテクニックですが、デッサンを経験していると迷わず描くことができます。

3.厚塗りができるようになる

厚塗りはリッチな深みのある塗りが特徴的です。
挑戦してみたい方も多いのではないでしょうか。私も厚塗りの絵が大好きです。

厚塗りのような複雑な絵を描けるようになれば、アニメ塗りなどのデフォルメされたイラストを比較的簡単に描けるようになります。

しかしアニメ塗りしかしたことない人が、厚塗りをしようと思っても時間がかかります。

私は受講生の方に厚塗りを教えることがあります。アニメ塗りはそれなりに描けても、厚塗りになると一気に難しくなるようでした。教える方としてもデッサンを身に付けてない方に教えるのは非常に難しかったです。

「シンプル→複雑」よりも「複雑→シンプル」にする方がよっぽど簡単なんですよね。

4.座禅と同じ効果を得られる

デッサンをしてるとそれ以外のことは考えられなくなって、頭が空っぽになっていきます。私にとっては座禅に似た効果を感じます。

過集中すると、よく「ゾーンに入る」なんて言いますが、そんな感じです。

これすごく、爽快感というかスッキリするというか…
とにかく楽しいです。

5.今までとは景色の見え方が変わる

デッサンは描く力を伸ばすための練習法というよりは、見る力を伸ばすための方法です。

そのため、今まで見えなかったものが見えるようになります。

  • 車の屋根に空の色が反射しているのが見えるようになったり

  • 光と影の境目が影の中で一番濃いことに気付けたり

  • 映画の中のライティングが観客の視線誘導を意味していることを分析できたり…

今まで素通りして気づかなかったような情報に気づけるようになるんです。

6.説得力のあるイラストが描ける

見えるようになれば描くことができるようになります。
それをイラストに応用できれば、自分の描いたイラストに現実の情報を付加することができるのでより説得力のあるイラストになるわけです。

7.立体感がついていくのが楽しい

だんだん上手くなってくると、手で掴めそうなくらい立体感が出せるようになってきます。その様を見るのが楽しいんですよね。
あの平面の線だったものが浮き出てくる感じをぜひ味わってほしい。

8.鉛筆でガシガシするのが楽しい

これは教わる先生にもよるのですが、私の先生はコントラスト強くガンガン描いていくやり方の人でした。

そうして6Bの柔らかい鉛筆で大きな紙に大きく腕を動かしながら、ガシガシ描いていく感触が楽しかったのを忘れられません。

今はデジタルでイラストを描く人が大多数だと思います。
ペーパーライクフィルムで紙っぽい質感を得られると言っても、ただ「ぽい」だけです。

実際に大きな画用紙に描く感覚はかなり癖になります。

9.自分の個性がわかる

ぜひ友達や他の人とデッサン大会に参加する機会があれば複数人でやるのがおすすめ。同じ角度で同じ物を描いても全然違ったものができたりします

私はメロンを描いたことがあります。メロンって表面に模様があるじゃないですか。でもそれ全部丁寧に描くのは時間がかかるし面倒なので、私は目立つ模様だけしっかり描いて、それとなく模様があるように見えるざっくりとした仕上げにしました。

しかし講評の際、友達は端から端まできっっっっちり模様を描いていました。その子は細かいところまで丁寧に描くのが好きなんでしょうね。私の場合、イラストでも丁寧で細かすぎるのは嫌いで、ざっくりとした印象を残すのが好きだったりします。

そうやって他者との違いを発見して初めて自分の個性に気づきます。

ちなみに。よく個性を出したいと言って、まだ下手な内から他人と違うものを描こうとする人がいます。でも先述した通り、違うものを描こうとしなくてもその人の個性って出てしまうものなんですよね。

10.先生が楽しさを教えてくれる

独学よりも先生に教わった方がより早く楽しさに気づけると思います。

私が初めて画塾に行って体験した日のこと。
最初はなんとなく自分で描くのですが、やはり魅力的なデッサンは描けません。

先生の教えを聞いた途端、私のデッサンが非常に立体的になり「私ってうまいじゃん!」と自惚れさせてくれました笑

あの感動と嬉しさを今でも覚えています。

独学で挫折したことがある人も、
できれば自分に合った先生を探してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ちょっとでも興味を持ってもらえたなら、嬉しいです。

ぜひ初心者向けのデッサン講座を見てみたり、近くの画塾を探して体験に行ってみてください。

デッサンを経たあとに描くイラストは見違えるように変わるはずです。

あなたが楽しいデッサンライフを送れますように。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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