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デザインセンスのない人が、キャラデザを楽にする方法

「オリジナルキャラクターを作りたいけど、配色センスがなく、なかなか衣装も思いつかない…」

デザインがワンパターンになってしまう

というお悩みを解決します。


こんにちは、四次元イラストレーターの西城澪です。

冒頭の悩み、実は私のことです(笑)

昔から色が苦手で、線画の時点では良く見える自分のイラストも、色を塗ったらイマイチになる…なんてことがよくありました。

もう配色なんて考えたくない!

そう思った私は、身の回りにある既に出来上がったデザインを擬人化することにしました。

試してみると今まで苦労していた配色は楽になり、服のデザインまでもどんどんアイデアが沸いてくるようになったのです。

そんな、身近なものを擬人化することによって、デザインの幅を広げたり、配色を楽に考えられるようになる方法をご紹介します。

①お菓子のパッケージを観察する

好きなお菓子のパッケージを観察してください。お菓子でなくても、好きな商品でOKです。私はお菓子が大好きなので、今回はカントリーマアムを例にして説明していきます。

ここでのポイントは

・気づいたことや魅力的なこと、目についたものをメモする
・デザインに生かせるかどうかはここでは考えない
・配色比率

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取るに足らないメモが、後々良いデザインにつながることもあります。
深く考えずにメモしまくりましょう。

②連想ゲームをする

マインドマップ」という方法を使います。簡単に言うと連想ゲームです。
このやり方だと色んなアイデアが浮かびやすいのでおススメです。仕事で構想する際は必ずマインドマップでアイデアを書き出しています。詳しく知りたい方はググってください。

先ほどメモしたキーワードで連想ゲームをしていきます。

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抹茶→渋い→大人の味→上品
カントリーマアム→イギリスっぽい洋式の大きな家→金持ち→お嬢様
(後から調べたらイギリスではなく「アーリーアメリカン調」と書かれていました。)

といった具合です。

一通り連想したら性格も決めましょう。
連想ゲームで出てきた単語をそのまま当てはめればいいです。
性格はポーズや表情の決め手になるので重要です!

③関連資料を集める

連想ゲームで浮かんだ単語に関連する画像や知識を調べます。

自分の頭の中の知識だけで描こうとしないでください。

デザインの引き出しを増やすためにも、しっかり調べましょう。

今回は「茶道の道具」、「茶室」、「お嬢様なファッション」、「お茶の木」、「千利休」など調べました。

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画像を検索は、Pintarestがオススメです。良質な写真や画像が多く揃っています。イラストレーターの「さいとうなおき」さんや「lack」さんも使われているそうです。

千利休の服装は「日本服飾史」という本を参考にしました。

和服を描く方には凄くオススメの一冊です!

④集めた資料をデザインに落とし込む

一通り調べ終わったら、衣装や装飾を考えます。

集めた資料を適当に

組み合わせたり、
形を変えてみたり、
大きくしたり、
分解したりします。

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今回はRPGゲームのキャラクターを想定しているので、武器も考えました。

⑤パッケージの配色比率を守ってラフに配色する

ある程度デザインが固まったら配色をします。

最初にメモした配色比率を守って塗っていきます。

既にプロの方が計算してデザインされたものなので、自然とまとまりのある配色になるはずです。

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配色比率を守ると言いながら、今回は若干崩しています(^^;)
全体の雰囲気を壊さない程度のアレンジであればまとまります。たぶん。

完成!

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背景付きの完成品が見たい方はこちら↓(PIXIVに飛びます)
https://www.pixiv.net/artworks/76789557

まとめ

私たちの身の回りには優れたデザインがたくさんあります。
今回ご紹介したテクニックを使って、
配色や衣装が思い浮かばない苦悩から解放され、
楽しくキャラクターを作ってみましょう!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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生き生きとしたキャラクターを描くアドバイスもしています。

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