夏至

内兜なき昼と夜の神
夏姫がささ酒に降りられし 泡の夢なる豊明
くる月を待ちわびて、つゆは星とながるるも さりとて
あといくたびの、時は盛りと燃え出ずらんや

ろうろう色だちむかへの入道のさき文なる風は松のししへに歌ふらん

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