銀傘

ひとまわしすば 待ち人時間は通り過ぐ
沈黙がなぐさみ 鐘静まるうえに訪れるらん
ふたつまわせども 別るる人の声を聞かず
霧とたち 閉じた骨をまわす、すでに亡かりけれ

真澄鏡うつる秋風にあとおふ夕立くもがきたるらん

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