杉玉

むかへた店つる あらた酒ばやし
兎にもかけつけ、いきにつぎつぐは
薫る新秋が稔の、こぼれた朱の角も麗しく
つゆは二期にもどらずも、今生が華としり

白波にとけた背中のまぶしくて沙にかくれた戯れの午後

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?