かんあけ

ゆきなの笛のすみきよし 歌合の墨もこごるる
小春なとけそ暫く、山神は雉の枕に夢のこしみゆ
巌すべ落つるなく 苫屋の露のおつるらら 
夜なきし踏跡に交わる小の字を、かぞへてんまだ

しぐれのち吾呼ぶかぜのちぢむ襟もかも

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