龜鳴く

来る鳥の声はすれど 咲く花の匂はすれど と、
万代の夕べにたずねて、緑のあめをあふぎみん 
真澄鏡 おもかげうつすこごりは、かせゆきの
陽陽として時をゆる はれほす瀬のあたたか

らしき浪のうちそぶる湘北ゆく雲と山おつるものにやあれならなくに

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