へび衣

たちふる竹の藪に脱ぎ棄つ、やれ衣
のぼり初め あらた山なる穴の十番から
ながむる里の、千切れうく雲に涙ふる
眠らぬ鬼の火かげろひや 暁はどこね

啓蟄や波うかぶ霜に虫の家

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?