だいく

白いそこ あめの零れが頬あかく染む
こしに結びし玉の緒の、石も露となりしころ
ぐずる鬼は霧にきえ、あまねく夢は一腹のことと
さても祝う神迎が鈴なりぬ、弓ひとつひけ

しばかれる釜の清水もさめすぎて氷り沸きだち月のおとし蓋

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