花おい枝をる

花もおいそね 秋の暮れゆくままに
風にたちゆれし 若かりし腰のまがりをる
土の家にただいま落ちてうつつの事
遺したるさね末の、夢に咲きくるもがな

波がしら天城をこえゆく浮雲の浜千鳥に戯るもののなし

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