はるほこり

ささなく鶯の、人かしましと森にかくり
虹と馳せくるは、富士のわかれの雲のあとさき
松風や、丸の幟に春まち烟をよぶも
はや散りぬる紅梅、消がたき逆罪のごとぞ

なきはれて潮音に朝けぬる浜千鳥

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