十六夜

わずかに欠けたる夢の続きも惜しからず
すぎるかげのまた早からん もちのいくつかも忘るる
虫の音いそがしき 花の色も最後と美しき
空にあもなしや 神無の家守となり

てらす月のいのちはみぢかくに彼岸とうつは浪鼓のみ

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