春二番

夢見月つきたり みはる雲の上のけしき
つつんだ荷のかるし はこぶ心は虹を駆けん
時かすむ水平の果てまで、あれ峠をこえて
凡界はなれた春 ふく風は二番がよい

にわけし南かぜのぬるく弥生くれゆく花はなくとも

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