無色透明の空に色を足せるように
無色透明の空に色を足す
空気は冷たく、私の空白の時間をあざ笑うようだった
時間になれば影が生まれ私の鼓動を壊していく
留まり続ける私の影は難問が解ける快感とは程遠いところにあって
また空を見上げ無色透明の空を眺める
昔公園の砂場で作った砂のお城は夢中で楽しめた
でもその砂のお城は一瞬で崩れ去る、私の物語りのように
今度は私から音も取って、私は無音のまま窓の外を見る
言葉では計り知れない思いが私に影を作っていく
このまま私は影の影となり、もうどっちが私かわからなくなって
いっ