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しつれん

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どんな過去もあなたを作る道* 苦くて甘くて切なくて辛くて 感情をたくさん味わって”あなた”を作ろう
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#小説

窮屈な愛の物語り

言葉の羅列から生まれるストーリー 無造作に無作為に言葉を羅列する そのままの順番でストーリーを作る 今日はこの羅列↓↓↓ 窮屈な愛の物語り 爽やかな風が私を包み込む。こんな美しい世界に私は酷い言葉を紡いでしまって、生まれては消えていくさざ波を世界で一番憎んだ。 一度も欲しい言葉を生み出すことは出来なくて、呼吸は荒くなる。 私はもう誰かと戦わないことを決めた。本当にそこでは何も生み出さないことを知ったから。茜色の夕焼けで髪は染まり、浅い息を繰り返す。悔しかった思いも全てがさ

記憶の片隅

あ、この香り あ、この歌 あ、この時計 あ、この小説 あ、あ、あ、、、 もういないはずのあなたは どこにでもいて もう思い出すこともないと思っていたのに 私の記憶の片隅に住みついて 私を縛っていく あなたはそうとは知らず わたしは何度も泣いた

86%の彼

放課後の教室 この後どこ行くかワイワイ話してる いつもの光景、いつものメンバー 女の子2人男の子3人は中学からの仲良し5人組 私の居場所だ 彼はいつも通り私の隣の席に座っていた 「今日はいい天気だね」私に話しかける 「カカオ86%だよ。君の好きなやつ」 彼はそう言って私にチョコを渡す 彼は私の目を見て笑った この少年のような笑顔に私は弱い。 中学の時から身長が20センチ伸びた彼は サッカーをしていたから筋肉もあって 更に優しい。 学校でモテモテだ。 そし