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明日も頑張ろ

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大丈夫 あなたは素晴らしい 明日が遠く感じるあなたへ
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2024年3月の記事一覧

青あざの歌

公園で遊ぶ小さな子、桜に彩られ 夢中で遊んでいたが、突然転んでしまう 泣きそうな目に 涙が光るがぐっと我慢しているのが見える 弟に見せたい、兄の強さが 再び立ち上がり、涙を拭きとる 青あざが膝に残ったけど それは彼の誇り、彼の強さ お母さんに誇らしげに見せる笑顔は まるで小さな勇者のように輝いていた 青あざは勲章となり 彼の心の奥に宿る誇りとなる 弟への愛を込めた贈り物 詩を紡ぎ、勇気の讃歌を奏でよう  あとがき 青あざは勲章さ 例え昨日こけた私の膝に 青あざがまだ

仮面舞踏会

ピエロの仮面をかぶり 彼女はオフィスの中で踊る 窓辺に並ぶ無機質な灰色のオフィス 彼女の周りには冷たい蛍光灯の光が舞う 書類の山が彼女の机を囲む 彼女は笑顔で耐える 偉い人の前では誰もが仮面をかぶり ピエロのように振る舞う 無情な期待と厳しい眼差しが刺さる 彼女の心は重く、疲れ果てているが 「はい」という言葉で舞い踊る 会議のテーブルに映る彼女たちの姿 ピエロたちの仮面の下の涙の滴 仮面の下には同じ感情が隠されている しかし、それを誰も見抜けない 胸の中で泣き叫ぶ声

誇り高き背中

君の背中には 見えない重みがある 世界が乗せた荷物は 想像を絶するほどの重さ くじけそうになっても 倒れそうになっても 君は前へ進む その姿勢は誇り高く 前だけを見て進んでいけ その決意は力に変わる 俺たちはここにいる 君の背中を支えるために 絶え間なく君の後ろに立ち 強さと勇気を君へ 闇の中で迷う時も 星が導くように 君の背中が照らし 進むべき道を示す どんな困難も乗り越え やがて君は届くだろう 背中に乗せた夢へと 俺たちは共に歩む 君の背中を守ってやる その約束

私はだんごむし

心が弱い僕は すぐに逃げ出す キツイ言葉を僕じゃない人に言っていたとしても 辛くて悲しい気持ちになる そんなことが続くと、自分の弱さを隠すために どこか遠くに行きたくなる 3月はいつも心が乱れるから 決まってこの時期になると人里離れた場所へ行く 山々に囲まれた古びた旅館 何十年も変わらない存在感ある風貌に圧倒された 静かな山の中で、鳥や猿の声が響く 露天風呂は広くて 贅沢な時間だった リフレッシュ、まさにこのことだと感じた 3泊した僕は生きてきた至上最高な時間だったと言

始まりの海

一人きりのホテルは、私には広すぎた マグカップにコーヒーを注ぐ時間さえ、長く感じた 潮の香りに涙を引き連れて 孤独が部屋を包み込む、 静寂が心を満たす中で、 希望の灯りがゆっくりと揺らめく。 失恋の痛みが、胸をえぐり 彼との思い出を抱きしめて 私は眠りにつく 波のリズムが過去の痛みをやわらげ 空の青さが未来への道しるべとなる 新たな旅が幕を開ける この場所で 喪ったものよりも 手に入れるべきものがあることを知った 一人きりのホテルで 私は再び生まれ変わる 静けさの

あめなみだ

今日は雨降らないって言ってたじゃん 枯れた心が静かに息をひそめている 空は突然暗くなり、約束を破って雨が降る 雨粒が頬を伝うたび、よみがえる想い さっき流し忘れた涙が、私の心を洗い流す 誰にもバレずに、心の痛みとともに ちょっと遅れてやってくる 涙も心も すべて時間差があるんだね 彼の声が聞こえた気がして振り返るけど 長い長い電車が私を遮った もう遅かった、全部時間差のせいだ 雨が涙を連れてきたんだね 雨が止むころには 電車も通り過ぎて 涙も心も乾く、雨よありがとう

はんぶんこ

ダイエット中だと豪語する彼女は コンビニでスパサラを買う ドリンクは炭酸水 デザートコーナーをじっとみつめて また今度とさよならする お会計をして最後に横のごま団子を一つ これも一緒に もしもの保険だって笑ってた 食後はごま団子をみつめて 彼女はおもむろにキッチンへ行った ごま団子を半分とは少し言い難いはんぶんこをして 罪悪感のおすそわけと言って小さいほうをくれた そのおすそわけはいらないなと言いつつ もらってしまう罪悪感を ちゃんと味わう、幸福感に変えて あとがき

小さな決意

海岸に立ち足を浸す 波が静かに寄せては去る 朝起きること、一日笑顔で過ごすこと これだけを胸に 夜が明け朝日が昇る 砂浜に足跡を残し 夢を追い求める 小さな決意が 大きな勇気を与える 明日の朝を迎えるたび 微笑みを紡ぎながら 小さな決意は 幸せの海へと導く 〇と△シリーズ 好きな言葉をお題として組み合わせ詩を作る 今日は 海 × 決意 消して大きな決意は立てず 自分のできること2つでいい 起きること 笑顔でいること それだけできれば十分だ 今日を生きる

共鳴

荒波とざわつく心が共鳴し合う 荒れ狂う波は心のざわめきに 心のざわめきは荒波に 波が打ち寄せる海岸 私の心のように荒れ狂う 波の荒々しさに応えるように 心もざわめきが止まらない 波と心が交わる瞬間 調和する そして、静かな海が戻る 荒波も穏やかになり 共鳴はやがて静まる 〇と△シリーズ 好きな言葉をお題として組み合わせ詩を作る 今日は 海 × 共鳴 波のように揺れ動く心も 静まり返るときがくる

怪獣の挑戦(仮)

暗闇の中に立ち尽くす彼女は 内なる怪獣との戦いを知っている 心の中、私の存在を否定するものに 彼女は自らの光を探し求めて、戦う 黒く彷徨う影が彼女を包み込み 絶望の嵐が彼女の心を襲う それでも、立ち上がる 不安と孤独にくじけそうになっても 怖れに立ち向かうその勇気は ちっぽけかもしれないけど 彼女の心には光り輝くものがある それは暗闇でも光る星々のように 闇が再び訪れようとも 彼女は決して屈しない 内なる勇気と希望が彼女を永遠に導く 彼女の中で眠る怪獣が力に変わる時

天使の贈り物

毎朝、天使が舞い降りる 希望の羽を持ちながら 誰にどの希望を選ぼうか、微笑みながら 道行く人々は、知らぬ間に 天使の贈り物を拾う それはパっと浮かぶアイデアの光や あの人に近づけるチャンスかも、一億円の宝くじだったりして。 困った時に現れるヒーローかもしれない 天使はせっせと運び 新しい希望に煌めきを与える それを手に取り進む者もいれば 希望が見えない者もいるかもしれない 目を閉じ、耳を塞ぎ 希望の歌を聞き流す 道端に転がる光は 彼らの足元を照らすが 彼らはそれを見

微笑む月の下で

いつも下を向いて歩く癖 でも今日はちょっと違う 推しのライブチケットが当たった 胸が高鳴り、笑顔を隠せない 今日は上を向いて歩いてみる 喜びを夜空と分かち合いたいから 星たちはキラキラと拍手喝采で 満月がやさしく微笑みかける その日のために準備し この日を糧にして あの日の思い出とともに わたしをつくる 〇と△シリーズ 好きな言葉をお題として組み合わせ詩を作る 今日は 散歩 × 月 散歩と月から連想に連想を重ねて連想した妄想?! 推し活を楽しむ方へ 最高の推し活ラ

kana

特にあだ名もなく、みんながかなちゃんと呼ぶ。 あの子はさくらちゃん。 さくらのように麗しく可愛い子。 あの子はゆいちゃん。 唯一無二のかけがえのない存在の子。 あの子はつばさくん。 大きく自由にはばたくように。 わたしの名前の由来は? ドラマに出ていた人の名前だった・・・ 意味はないんだと思ったときの喪失感。 家族を持ち、子供を産み、二人には生まれてくれた感謝とこれからの人生に愛を込めて名付けた。 飼い猫にだって意味のある名前をつけた。 今やっと私は自分に意味を見

無限の乾杯

小さな君が口にする「かんぱい」 周りを笑顔に彩る魔法の言葉 未熟なるお父さんも、君の前で 失敗を乾杯する勇気を知る 君の笑顔は無限で 何事も「かんぱい」と 心に勇気を注ぐ お父さんの背中に感じる 君の純粋な愛と力 未来への歩みを励まされ この無限の力は 愛と笑顔に満ちて 君のそばにいるから 〇と△シリーズ 好きな言葉をお題として組み合わせ詩を作る 今日は 子供 × 乾杯 言葉を覚えたてのこどもは とても純粋にことばを遊ぶ 何気ないことばに 勇気と愛をもらって お父