ヒールフック

4/16 T.H
【注】柔術は反則です
柔術は膝を破壊するような技はNG
外掛けは膝を内側に捻るだけで壊れる可能性があるので反則
練習でも勢い余ってやらないように気をつける

ヒールフックはプログラップリング界隈で流行した技
入ってしまうと大変なことになる
今でもプロ興行に度々登場する今成さんは足関十段と呼ばれ
自身の名のつく今成ロールはスタンドからサドルポジションにエントリーできる恐ろしい技

ポジションの確認

①内掛け(50/50、フィフティーフィフティー)
体育座りの正対から半歩外にお尻をズラし
お互いに内側の足を鼠径部から外に引っ掛けた状態
その名の通りどちらが有利不利ということはない
ここから足関節なら
・ストレートフットロック(白帯からOK)
・膝十字固め(茶黒からOK)
・アンクルホールド(柔術反則)
・ヒールフック(柔術反則)
などを狙うことができる

また外足を膝裏に巻くと
・デラヒーバ
・ベリンボロ
へと繋がり
クラブライドが得意な人もここから仕掛けていくことが多い

②外掛け
内掛けから両足を上げて45度くらいお尻を外に出し
外側の足が外巻きに絡みついているから→外掛け
両足を相手の奥足の下に潜り込ませた状態→サドルポジション
サドルポジションは足が抜けにくいだけでなく
相手は攻められず自分が優勢なため足関節をとるにはとても有利なポジションとなる
先程の今成ロールはスタンドから相手を倒しつつこのポジションをつくることができる
このポジションからベリンボロやデラヒーバはつくれない

外掛け内ヒール

ヒールフックの練習をするにはまずここから
*相手の右足にエントリーする場合で説明
お互い右足を引っ掛けた50/50になっている状態から
一度両足を上げて外しお尻を左側に出す
両足を落として相手の左足の下に隠す
→サドルポジション
*相手の膝が抜けないように相手と近い位置で組む

右足首を自分の左膝下辺りにフックし
左足首を相手の左大腿裏辺りにフックする
左膝を開いて脛を相手の鼠径部に当てておく

先程左側に出したお尻を相手の正面に戻すと
相手の足首が上がってくる
掌を上に向け右肘を踵に向かって滑らせて行くと
踵が肘の内側にハマる
パームトゥーパーム(左手の甲が上)でクラッチしてしっかりと引きつけておく
左膝は開いて鼠径部を固定させたまま
腕十字を極めるように股間を前に突き出すとヒールフックが極まる
*クラッチ・顔を左方向に捻じらない

マイキーロック

マイキー・ムスメシの必殺技
外掛けは入れば極めの強い技だが
お互いに向き合っているため
セット前に腕を手繰り寄せられたり
膝を蹴って抜かれ防御されることも多い
そこで変形内ヒール(マイキーロック)が登場した

サドルポジションから
両足のフックをかけるまでは同じ
フックがかかったら一度寝転がる
右腕を相手の足の下に敷き
右耳を相手の足の親指の付け根付近に当てる
マット→右腕→相手の足→右耳の順でサンド
先程はお尻を戻したが今度はお尻を外に抜く
上の手(左手)で踵をカップし
バックチョークを組むように右手をクロスして左腕をキャッチ
両足を締めて膝を挟み込み
耳で足先をマットに押し付け
左手で踵を上げる
最後に股関を前に突き出すと
マイキーロックが極まる

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