ハーフガードは難しい

【注】個人の感想です
着もノーギも3年くらいずっとスパーでハーフガードを使っていました
何故これを選んだのかも覚えていません
もしあの頃の自分に助言できるなら
「ハーフガードは難しいからやめなさい」
と伝えるでしょう
何故そう思うのか?そう伝えたいのか?
そんなことを書いておく

理由①ハーフガードは防御力が弱い

ガードという名がついているにも関わらず
相手の片足しか制御できていない
しかもその膝が抜かれたらもうパス寸前
とても防御力が弱い

枕をとられ
脇を差され
両肩をマットに着かされたらされるがままです、、

そうならないためには下の肩よりも上の肩が前(私は右向きなので左肩が前)に出るくらいに半身になる必要があります
手は下手に伸ばすなら下腹部辺りに隠しておく方が安全だったりします

パスへのガードリテンションやマウントポジションからの脱出時に一時的にハーフガードになることはあるでしょうが
敢えて自分からハーフガードをつくっていくのはリスクが高いと思います

理由②脇を差すとカウンターをとられる

ハーフガードからの攻め方の1つに脇差しがある
脇差しする際は肩から相手の胸に突っ込んでいき肘で脇をかち上げてから腕回して差すのが基本です
いきなり下から差しにいけることもありますが
挟まれて一本腕を殺されたり
差し替えされて肩を押し込まれマットに着いたらアウトです、、

ところが教わった通りに手順を追って
「やった!脇差しが出来た!!」
と思った瞬間に上からダースチョークを狙われます
ハーフガードからの脇差しはダースチョークの格好の餌食なのです(笑)
ここで気をつけるポイントは2つ
・頭の位置は脇近く相手の首元
→ディープハーフに切り替えるつもりでも腹辺りに頭があると狙われます
・脇差ししたら止まらない(バッグに回る・タックルスイープ・潜ってスイープやディープハーフに展開)

もし脇差し後に首をとられたら(ダースチョークをセットされたら)
逃げ方は2つ
・ワニの姿勢で腕を張る
→ダースチョークは腕を流す必要がある
・ディープハーフに潜り込む
→低い位置で首をとられるとワニの姿勢はとれないので無理やり潜り込んで回避する

理由③いくつかのガードと組み合わせる必要がある

これがハーフガード習得に時間がかかる最も大きな理由だとおもいます
ハーフガードは他のガードと組み合わせることで効果を発揮する
ハーフガードだけで何とかしようと思うと私のように3年かかってしまう(自分が下手なだけか、、)
・ニーシールドハーフ
・ディープハーフ
・リバースハーフ
・シングルレッグハーフ
・ハーフバタフライ
・オクトパスガード
・リバースクローズドガード(殆ど使わない)
・足組でコヨーテハーフ、フィギュアフォー、ジョンウェイン、二重絡み

私はこれらのガードが使えるようになってようやくハーフガードが活きるようになりました
それでもうまい人には簡単に潰されるので最近は頻出させないようにしています


何でこんなにも難しいガードを選んでしまったのか今でもわかりません
ですがこのようにいくつものガードを身につけることが出来るのはハーフガードだけとも言えます

柔術をやっている人なら誰でも一度はハーフガードになったことがあるでしょう
どうして良いかわからずサイドやマウントポジションをとられてしまうのはそれだけ覚える動きが多いからかもしれません

マニアックなだけに使いこなすと相手は嫌かもしれません
今のところそんな感覚はありませんけどね(泣)

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