春は納骨の季節?(納骨で何を準備したらいいのか?)

春の陽気になり、桜もあっという間に開花〜満開〜散ると進んでいきました。

新潟をはじめ雪の降る地域あるあるだと思いますが、春は納骨や法事など、冬場に控えていたお参りの予定が土日を中心に入ります。
納骨に関しては、四十九日に一般的に納骨をすることが多い地域ですが、12月や1月のお葬儀の方々はさすがに四十九日が雪深い時期にあたってしまうので、雪解けを待って納骨となります。
街場の平地であれば、墓場も3月中旬には雪が消えていることも多いですが、山間地の場合は陽の光が当たらないこともあって4月下旬でもなかなか消えないという場所もあるなど、一口に「納骨はいつ頃が良いでしょうか?」と聞かれても、その家のお墓がどこにあるかによって答えを考えないといけません。

最近は「納骨で準備しておくと良いものはありますか?」と聞かれることが多いので、そのときに答えている準備物をご紹介します。

ご自宅の中陰壇でのお参りの準備

  • 長めのろうそく(燭台によって適正な大きさが異なるのですが、「ダルマ」サイズは短いため不向き。色は白でも朱でもどちらでも構わないですが、白の方が多いです)

  • 焼香用の炭

  • 焼香

  • お盆(1人ずつに焼香を回す際に使います)

お墓でのお参りの準備

  • ろうそく(通常のろうそくは風ですぐに火が消えやすいので、消えにくい和ろうそくや墓参用ろうそくがおすすめです)

  • 線香

  • 火を点ける道具(チャッカマンやライター、マッチ)

  • 紙(家にある白いコピー用紙で構いません)

  • 箸(割り箸が2膳あれば十分です)

以上のものをお伝えしています。
お墓の場所によっては、土の斜面を登る必要のある墓場もあります。
雨の日に斜面で滑って転んで…となったら一大事なので、その場合の足元の靴は革靴やパンプスにこだわらず、登りやすい靴でもやむを得ないと思います。
その日の天候や環境を見ながら、その時々に合わせた準備をして、皆さんで納骨に臨みましょう。