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映画館通りと呼ばれた昭和通りのお話


今日は青森市の昭和通りのお話

昭和通りは
皆様もご存知の様に古川の国道から新町へかけて南北に連なる一方通行の通りです。

建設してるthreeの前に美法(みのり) の旧名の表示があります。
美法というとのどかな田んぼのイメージの様です

昭和通り商店街のページによると
現昭和通り商店街の一帯はその昔
小川が流れる萢(やち)であり
八甲田山系から切り出される木材置き場だったそうです。

その後、時代がすぎ、住民が少しずつ増え
街の原型が形成されたのは大正時代のこと

通りは小川に蓋(ふた)を した暗渠(あんきょ)
わかりやすくいうと地下に設けられていて外からは見えない水溝(すいこう)。があり、コレは平成12年まであった

とあります。

道路の中に八甲通りには水路があったのは知ってましたが
昭和通りの地中にも水路があったんですね

そんな昭和通りの両側に位置する商店街が昭和通り振興会

threeの場所には、
ついこないだまで中三百貨店がありましたが
その前は昭和21年2月20日に開館した信興劇場がありました。

昭和通りは、なので以前は信興劇場通りとも呼ばれていたそうです。

新町通との十字路西側には東映劇場
青森東映劇場は昭和33年8月11日、開館してます。

このほかにも、
フクシスポーツの場所に、新興劇場と向き合う形で、
青森松竹劇場があったそうです。

青森松竹は昭和21年9月5日に開館していて

昭和通りは大型の映画館が3軒も並んでたので
青森市の映画館通りと認識されていたんだそうです。

映画館を出た後、近くの食堂など数多く

昭和通りを挟み、青森東映の東側には、
工藤パンの第二営業所があって立ち寄ったり

threeが立つ北側には
金星サイダーラムネ製造所があったので
夏などはパンとかサイダーを買って楽しむ若者や子供たちでにぎわったそうです。

時が経って昭和49年5月10日
新興劇場の敷地後に中三百貨店が開店します。

地上8階地下2階、屋上には70台を収容できる駐車場もありました。

その後中三も自動車社会のー到来に対応
立体駐車場を作り昭和53年11月に完成
立体駐車場は、200台の駐車できました。

中三の開店前後
昭和通り界隈も大きく再編成

新興劇場は既になく、
青森松竹映画劇場は老朽化のため解体
やや南よりに移転
鉄筋コンクリート3階建ての松竹会館として再開館。

新興劇場西の隣のフクシスポーツは、
移転を機に大型化、スポーツ用品の小売店としては、東北地方でも有数の規模となりました。

その後
映画館通りから百貨店を持つ繁華街となった昭和通りですが
青森も中央市場の大型店舗進出により街の様子も変わりしましたが
間も無く昭和通りに新しい施設「three」がオープンします。
昭和通りもthreeを迎え
どの様に変わっていくのか
周辺住民、商店街関係者、そして市民も興味津々といったところだと思います。



参考、写真、記事抜粋、新青森市史

記事/鈴木 勇(サイゴン、わやわや店主)

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