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「むかしの町名/名前が伝える戦前の街の姿」

「むかしの町名/名前が伝える戦前の街の姿」

街を歩いていると青森市の市内には戦前はどのような土地だったのかを表す「標柱」が各所に立っています。

そしてその標柱が戦前の青森の街の姿を伝えています
柱に記された名前がその地域の昔の様子を活き活きと表しているのです。

柳町通りには柳が植えられていて
川に長い枝を垂れていて
柳があるので柳町

寺があるからは寺町
鍛冶屋があるから鍛冶町

大工がいるから大工町

馴染みやすくしっくりくる名前

昭和通りの工事してる中三デパートあと前辺りは
美法(みのり)というそうです。
今でこそ繁華街ですが
昔は田んぼも多くて
そのため豊作を願ったのでしょう。

そんな昔をしのばせる昔の町名をあらわす標柱
市内に、
どれくらいあるのか
気になって調べてみると

市役所に「旧町名表示柱設置図」というのがあるそうでそちらによると
以下の場所に設置されているようです。

萬町 (よろずまち) 現在の篠田1丁目周辺
美法 (みのり) 現在の新町1丁目周辺
浜町 (はままち) 現在の本町3丁目周辺
米町 (こめまち) 現在の本町2丁目周辺
寺町 (てらまち) 現在の本町1丁目周辺
横山町 (よこやまちょう) 現在の中央3丁目周辺
大町 (おおまち) 現在の本町2丁目周辺
鍛冶町 (かじまち) 現在の本町2丁目周辺
大工町 (だいくまち) 現在の本町5丁目周辺
博労町 (ばくろうちょう) 現在の青柳2丁目周辺
蜆貝町 (しじみかいまち) 現在の青柳2丁目周辺
莨町 (たばこまち) 現在の青柳2丁目周辺
松森町 (まつもりまち) 現在の堤町1丁目周辺
塩町 (しおまち) 現在の青柳2丁目周辺
堤町 (つつみまち) 現在の堤町1丁目周辺
野脇 (のわき) 現在の堤町1丁目周辺
野脇 (のわき) 現在の松原1丁目周辺
相馬町 (そうまちょう) 現在の港町3丁目周辺
錬兵町 (れんぺいちょう) 現在の浪打1丁目周辺
平和町 (へいわちょう) 現在の油川中学校周辺
日の出町 (ひのでちょう) 現在の油川中学校通り付近
仲町 (なかまち) 現在の青森銀行油川支店周辺
舘町 (たてまち) 現在の油川仲町バス停周辺
十三森 (じゅうさんもり) 現在の油川駅
新生町 (しんせいまち) 現在の野木和団地
羽白 (はじろ) 現在の油川小学校近く
茶屋町 (ちゃやまち) 現在の油川橋周辺
横町 (よこまち) 現在の船岡の踏み切り周辺
野木和 (のぎわ) 現在の野木和公園
伝馬 (てんま) 現在の熊野宮神社近く
あけぼの町 (あけぼのまち) 現在の羽白

以上の場所に標柱が設置されているそうです。
どうでしょう
名前をみてるだけでありありと昔の街の姿が目に浮かんでくるようです。

なぜか標柱を探す散歩にさえ出かけたい
そんな気分になりませんか
普段は気にも止めずに通りすぎてしまうほど
風景に溶け込んでいる標柱ですが
少し気に留めてみると気づく
「あ、あった。これだ」と見つかるかもしれません

標柱を見つけた際は
ちらっと町名から昔を想うのも良いのかもしれません

写真提供元「あおもり街てく」ガイド情報~昔の様子を教える「標柱」https://blogs.yahoo.co.jp/jwmth558/29320029.html

記事編集/鈴木勇(グローバルキッチンサイゴン、青森うまいもん居酒屋わやわや店主) noteのフォローしてくだされば励みになります。さらにお店に遊びに来てお声掛けして頂けるととても嬉しいです。よろしくお願いします。

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