独立記念日はハノイの祭典
ハノイは独立記念日に向かってまっしぐら。
日に日に街中の国旗の金星紅旗(cờ đỏ sao vàng)が増えていく。
八月革命記念日
始まりは8月19日の八月革命記念日。
1945年の第二次世界大戦終結後、ホーチミン率いるベトナム独立同盟(Viet Minh)がハノイで蜂起し、保安隊や警察署など政府機関の接収に成功したのがこの日。
路地の中のご近所に国旗を掲げるところがぽつぽつと見られ、何事かと思いスタッフに訊いてみて合点がいった。
「ベトナム人にとって、8月19日、9月2日は超特別な日デスネ@午後の八月革命広場」というハノイ在住長い先輩のFBの投稿を見て、そうなのかと独り納得する。サイゴンだと何にもしないはずだけど。
金星紅旗は日に日に増える
国旗掲揚は1日だけだと思っていたら、翌日にもまだ旗は立ったままだ。
というか旗の数が増えている気がする。
翌週になってもご近所の国旗掲揚はなくなるどころか益々増えている。
それで、これは9月2日の独立記念日まで続くのかとやっと気がつく。
独立記念日商戦
表通りのNguyễn Văn Cừ通りは、車メーカーのショールームとアパレルショップの多い幹線道路。
うちからこの幹線道路に出たところにはPeugeotのショールーム。他にも何軒もある。
最近のニュースではあるショールーム内で車の移動を誤って窓ガラスを突き破り、2階から落下した事故があったとか。
怖しや。
アパレルショップでは独立記念日にかこつけたセールがはじまっている。
50%OFFや均一価格のディスカウント合戦。
昨年はどうしてたんだろう?
こんなに町が独立記念日に向けて、2週間も沸き立っているのに、どうして昨年は気付かなかったのか?
不思議に思い、昨年のこの時期何をしていたのか調べてみた。撮りためた写真を見れば、一発でわかる。
昨年は8月半ばに日本の友人が来て、一緒にフーコック島に遊びに行き、その後、パスポートと居住カードの更新のために、ずっと南部にいたのだった。
南部だと、独立記念日のサイゴンは皆連休でどこかに出かけ、街は閑散としている。独立記念日なんて、ほとんど何のお祝いもしないただの休日でしかない。
独立記念日はハノイの祝典
昨年は独立記念日の翌々日の9月4日に南部からハノイに戻ってきていた。その際、当時の住まい界隈ではどの家もが国旗掲揚していた。その光景が非常に新鮮で、驚いたことは記憶にはっきりと残っている。
4月30日の南北統一記念日はサイゴンの祝日、9月2日の独立記念日はハノイの祝日ということをハノイに来て強く実感する。
その9月2日ももう目前。
習得困難な #ベトナム語 を巧みに操り交渉事を纏める「ベトナムの達人」#サイゴン 在住23年を経て2018年から #ハノイ 住まい。本業は #アパレル #生産#ベトナム の今を呟く。