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サイゴンに『帰省』して、やるべきことリスト

明日からサイゴン。^^

現在はハノイ在住だが、毎月1回とまでは行かないが、それに近いペースでサイゴン出張がある。
サイゴンは私が他のどこよりも--生まれ故郷・下関よりも--長い23年間以上を過ごした町で故郷のごとく愛着ある。
日本もお盆休みの時期だし、まあ、『帰省』と言ってもいいだろう。

さて、サイゴンに帰った際には、是非ともやっておかないといけないことがあるので、自身の覚書のためにリストにしておく。

食う

今はサイゴンを離れてハノイに住んでいるからこそ、はっきりとわかることもある。
それは、サイゴンに戻ったら、何を食うべきか?

ベトナムは麺類が豊富で、各地に『御当地麺』のような麺類があるものだが、サイゴンなら何だろうか?

ちょっとでもベトナムに住んだことある人ならわかると思うが、フォーではない。あれはハノイのほうが断然うまい。ただ南部風のフォーを新しいジャンルに見立てるなら、それはそれでありかもしれない。

フーティウミー(hủ tiếu mì)は、広東省辺りの中国人がもたらした「粿条」が起源とされ、米粉から作られるフーティウ(hủ tiếu)と中華麺(mì)を混ぜ合わせて出す麺だが、これはサイゴンの街中いたるところで屋台が出ている庶民の味覚だ。

一方で、バンカン(bánh canh)は、タピオカ粉や米粉を原料に作られる麺で、とくに米粉から作られるそれは、日本のうどんに食感が極めて似ている。バンカンは合わせる具材が蟹とか雷魚とか大物なので、なんとなくご馳走っぽくて食い応えもある。

今、ハノイにいるからこそ感じるのは、サイゴンの食材の豊富さと鮮度。だから、サイゴンに戻ったら、そういう新鮮な食材を味わいたい。

たとえば、貝料理。南部は海鮮料理全般にいいが、中でも貝料理はビールのつまみにもいいし、貝屋の屋台が並ぶ4区のヴィンカン(Vĩnh Khánh)通りには一度は行きたいものだ。それと、友人のIくんの情報だと、8区のユーンバチャック(Dương Bá Trạc)通りも貝料理に関してはかなり熱いらしい。ずいぶんご無沙汰している。折を見て、行かねば。

食材の鮮度という点からすると、主として西部メコンデルタからもたらされる新鮮な果物も見逃せない。
折しも、雨季の8月。ドラゴンフルーツ、ドリアンなど、この季節に旬を迎える、美味しい果物もふんだんにある。

どれも、美味いが、この時期ならグアバも多数出回っているはず。赤身のグアバを楽しみにしている。

他にも、タンディン(Tân Định)地区のバインセオ(bánh xèo)屋とかバンチャン(bánh tráng)屋とかグエンコンチュウ(Nguyễn Công Trứ)のヤギ焼肉とか食べたいものには欠かない。

安らぐ

休日はマッサージでゆっくりするという在住者も多数いると思う。
ふつうのマッサージはサイゴン、ハノイでさほどちがわないように思えるが、決定的に違うのが床屋。

サイゴンに住んでいた時は、床屋で散髪だけでなく、マッサージ、爪切り、耳かき、白髪とりまでしてもらうのが、休日の楽しみだった。
個人的には、耳かきが好きで、若いピチピチの女の子たちに耳かきをしてもらっている時間が愉楽の絶頂と言ってもいいかもしれない。
サイゴンだと、床屋はどこも耳かきの上手な若い女の子たちが揃っているのに、ハノイには、どうしていないんだろう?

歌う

仲の良いベトナム人の仲間とカラオケに歌いに行くのもまた良し。

なぜただのカラオケなのにサイゴンかと言えば、南部のご当地ソングを歌えるから。
Bông Điên Điển
Sài Gòn Đẹp Lắm

とか、住民感情を考慮すると、ハノイで歌えない。歌っても、受けない。
それに南部の歌は明るく陽気なのが多い気がする。

ハノイはどうしても陰気臭くなる。

最後になったが...

ちなみに、最後になったが、仕事もすることを、誤解なきよう申し添えておこう。


習得困難な #ベトナム語 を巧みに操り交渉事を纏める「ベトナムの達人」#サイゴン 在住23年を経て2018年から #ハノイ 住まい。本業は #アパレル #生産#ベトナム の今を呟く。