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日本人の誇りを取り戻す「世界No,1ブランド ”日本シルク”」

2023年9月4日筆

世界No,1ブランド ”日本シルク”
日本人の誇りを取り戻す
「養蚕農家復活プロジェクト」

皆さんご存じ、

世界文化遺産の「富岡製糸場」。

これは、明治5年(1872年)

西郷内閣時代に官営工場として操業を開始しています。

富岡製糸場と薩摩は非常に繋がりがあり、

鹿児島の宮之城には、富岡製糸場の操業を受託していた片倉製糸の工場がありました。

また、日本で唯一蒸気機関を扱えた、薩摩藩士石河確太郎は、

富岡製糸場に技師・先生として呼ばれ、

月給100円という、その当時では最高の給与をもらっていたそうです。


「敬天愛人フォーラム未来」の活動内容の一つに

世界No,1ブランド ”日本シルク”
日本人の誇りを取り戻す
「養蚕農家復活プロジェクト」

を掲げています。

===中谷比佐子著「続・きものという農業」より==

昭和40年代には養蚕農家が25万軒ありましたが,

今では186軒になりました。

生糸は食料と同じように他国に頼る状態です。

明治から昭和初期まで、生糸の輸出国として世界に君臨した日本の面影は全くありません。

それどころか今は生糸の輸入国として世界一ということになっています。

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養蚕農家は減っていますが、

学者たちによる「蚕」の研究は盛んで、医療、食品、健康、化粧品など多方面で使われており、きものに使う絹も今では化学繊維の方が主流だそうです。

「人工的に作られた絹は本物ではない。」

中谷比佐子先生に言わせると、

太陽や風雨、大自然の恩恵から生まれる絹は、

言い尽くせない温かみ、そしてそれを身にまとうことで、自分自身の心の軸が定まる安定感がある、と言われます。

今私たちが目指したいのは、

世界No1を誇る日本シルクをもっと広く知ってもらうと同時に

それを作れる”唯一の日本人”という

誇りを取り戻す、ということ、

それによる経済の発展です。

「シルクはフランス」

と言われる方も多いですが、

日本のシルクはそれ以上の品質。

他国が決して真似できない繊細なシルクだそうです。

それが今、

国産の絹の自給率が1%を切っている事実・・・

高度経済成長で、すべてが機械化、効率化を求めた結果、

ここでも大事なものを忘れてきました。

今ではお金を目的としたものばかり。

大事な人間性は忘れ去られ、環境は破壊され・・・

何よりも、

これ以上地球を痛めつけないで欲しい・・・。

日本が誇る絹は、

汚染されていない土壌と無農薬の桑の葉でないと作れません。

それは日本の風土と環境が作り出すものなのです。

そこには、昔からの

大自然を敬う敬意、謙虚さ、感謝があります。

まさに「敬天愛人」!

また、養蚕をすることで

現代の人々が欲している

人と人との繋がり、

心の豊かさ、

家族との調和、

を取り戻すことが出来、

さらに

生き物を育てることで、命の大切さを知る。

これら全てをお蚕さんから学べるのです。

本物を生み出す力、

新しい日本の経済は

養蚕農家復活により、

全てが叶えられる気がしています。

日本の未来は、

テクノロジーと農業、プラス精神性。

それらがバランスよく保たれている状態です。

新しい日本の社会を養蚕農家の復活から!

ということで、

9月24日は、日本着物ジャーナリストの中谷比佐子先生をお呼びして

現在の養蚕農家についてお話を頂きます。

養蚕について知りたい方、

これから農業をされたい方、

土壌汚染を改善したいとお考えの方、

お知り合いの方がいらしたら

是非お声かけください。

どうぞよろしくお願い申し上げます。


また今回は、

人権をテーマにした演劇、

「石に刻んだ赤心」のDVD観賞をいたします。

三陸沖地震から紡ぎ出されたお話、

西南戦争で生き残った兵士たちの生き方が描かれています。

私三森が今年の4月に演劇を見に行って、

とても感動し、皆さんに絶対観て頂きたいと思い、

クラウドファンディングでDVDを頂きました。

一人でも多くの方々に観て頂ければ、

きっと世の中優しくなれるはず・・・

涙なしでは見れませんのでハンカチのご用意を。

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