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勝ち組が考える弱者


あらゆるメディアで「誰もがみんな成り上がりたいと思っている」という謎の価値観を大前提として物事を話されていることに違和感がある
おおよそ彼らの脳内で弱者は「成り上がりたいと思っているけど何もしない人達」らしい

アベマで橋本徹や安部敏樹も同じことを言っている動画がある
「ホームレスはやりたくてやっている」とか逆に極端なことを言ったりめちゃくちゃ

橋本は弁護士時代にやんちゃな子供の話を聞くために茶髪にして、その頃に彼らは成り上がりたいと思っていると聞いたらしいがそれ弱者じゃないだろ

「人と関わろうと思える状況にいる人間」なんて弱者ではない

貧乏自慢だとか弱者合戦をしたいわけではない。データは金にならなければ問題として対処されないということがある。ユニセフが金になるから支援という名目でビジネスにできているだけというように。弱者の意見はネットが普及した今でもどこかに表出すらしない。それなのに弱者を理解したつもりの人間達の発言が洗脳的に普及されていることに怒りを覚える。

かといって弱者が全員ネットで発信したからと言ってマネタイズできるわけでも社会からの理解度が増えて支援が始まるわけでもない。弱者には大多数に影響を与えるだけの発言力はない。


勝ち組は小さい頃に現代社会がどういう構造なのかを知ることができて「資本主義」という単語一つにしても理解できる遺伝や環境があったのだろう

自分が資本主義という単語を知って理解できたのは30歳ぐらいになった時だった

それまでは多くを望まなければ学が無くても誰でもそれなりに幸せな人生を送れると信じて生きていた。特に実際に働く年齢になるまでは。だから1ミリもやりたいと思っていない仕事を働き始めた時期は無心でやっていた。そういうものなんだと教育されていたからだ。けれども、それを続けていたらストレスから体調を崩して、仕事中に気を失って頭を数針縫う始末になった。それを続けられるだけの休息時間も発散のための給料もなかったからだ。

小さい頃から社会は資本主義というシステムを採用していて~とかいう説明をされていて理解させてもらえていたなら年収100万も無い貧困な生活も自己責任と言われてもいいだろう。

ただ、何も知らなかったのに罵倒されて最低限の生活を得るために後付けでいまさら勉強しようだの投資だの人生は椅子取りゲームだのを言い続けるならあんたらは殺されてもしょうがないよ。


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