見出し画像

ものを創る 白洲正子

最近の愛読書はこの白洲正子さんの「ものを創る」、とトロイ遺跡で有名なシュリーマンが幕末に清と日本を訪れた旅行記。(大名著!)シュリーマンのやつは
特に年末にライブで訪れたミャンマーでよく読んでました。

この頃は本を読んでてわからない単語があると、必ずiPhoneで調べる、というスマホをサブテキストのような使い方をしていてこれがすごくいいみたい。スマホは百科事典ですよね。

昨日読んでてふむふむ、と感心した正子さんの言葉。
柳宗悦らの民芸運動を評しての下りです。

「…自然発生的な陶器は、どんなに美しくても過去のものです。私には陶器の技法などわかりませんけれども現代人に残された仕事は、無技巧と見られるまで技巧を尽くすより他にないように見えます。大体、無意識になろうとする程意識的な行為はない。更にいえば、無意識の状態は、(芸術家にとって)はっきり意識される必要があるとさえ思うのです。」

なるほどなあ。これは音楽でも大変重要なことです。
無意識を意識することは禅問答のようですが、演奏中は常に考えているテーマでもあります。

さすれば普段ルーティンにしているヨガや半断食とも通じてくる話ですが、これはまた今度。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?